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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とうとうテレビを購入に踏み切ろうと思います。 絶世の美少女というのがあれば、それがふさわしい言葉だろうとヴァリーは素直に思った。エーコはまさにそれであり、微弱な魅了の術を何百倍にも強めている。 彼は納得した。マグナには無効なのもよくわかる。何故ここまで術が完成しているかと言うと、当の本人が無自覚だったのだ。 「私を見てもあまり動じなかったのはマグナとブリアくらいだったの。私たち三人はいつも余されていたから、二人とは仲良くなったけれど、冒険には出られなかった」 「なるほど」 はっきり言えば、得体の知れない三人だ。ましてや一人は呪いによって盲目だのだから、だれも仲間にしようとしない。 「で、ヴァリー、どうすればいいの?」 「持っている魅了は微力だからどうってことない。魅了の逆を使えばいい。幻惑初級なら気配を消す消音を持っているだろう?」 「あ、そうか。なんで今まで気づかなかったんだろ。ありがと、さすがマスターね」 「それよりも、だ」 ヴァリーはあとの二人を見る。 盲目の戦士にトレジャーハンター(?)。違和感は拭いきれない。 「お前たちは、なんだ?」
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