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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
葉子さんは、例によってくだらない話ですが、続きです。 本題『みんなそんなもん』 葉子の元へ、またしても依頼が来る。四十代くらいの男性だった。アンケート用紙には、子どもが二人いる家庭と書かれている。 「実は時間差で雨を降らせて欲しいのですが」 「はい、大丈夫ですよ」 「このお盆休みに遊園地へ出かける事にしたのですが、ほら、お盆だからどこも混みますでしょ? なので、早朝は雨で、遊園地に着く頃に腫れて欲しいのですよ。雨が降れば大体の人は諦めるでしょ」 「そうですね......わかりました。お任せください」 礼金は安く設定されていた。 その日、確かに早朝に雨が降っていた。しかしどの交通機関も混雑、渋滞だった。 「こ、これはどういうこった!?」 そのころ、葉子は自宅でテレビを見ていた。ニュースキャスターは『○○道は三十キロの渋滞。△×道は三十四キロの渋滞となっています』などと伝えている。 雨上がりの蒸し暑い中、葉子は思う。 みんな、考える事は同じなのね。
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