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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
葉子さんは続きますよ。 「このままでは、豊作で値が割れてしまう。どうか助けてください」 農協の前田が頭を下げる。 「でも、私たち主婦にとってはそれは全然構わないことですし......」 葉子は首を傾げている。ごく普通のサラリーマンの夫を持つ彼女にとってはどうでもよい事で、スーパーで安売りしていたらそれでいい、というものだった。 「いやいや、葉子さん、我々を助けると思って」 「わかりました。これも私の仕事です。お引き受けします」 こうして彼女は祈祷着に着替え、雨乞いの儀を行うことになったのだった。お礼として、週一に季節の野菜が届くようになった。
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