気まぐれ日記
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2010年07月26日(月) 夏休み初日から

 七時には起きました。

 今週の一言:銀さんフラれるの巻。さっちゃんに対して曖昧態度な銀さんが好きです。一応、女の子に対しての冷たくしきれないフェミニスト部分が。(いや、木刀で殴ったり定春に噛み付かせたりしてるけど)




 夏と言えば、お盆に親戚が集まる日が好きだった。
 
 まだ小学校にも上がっていない僕は、従兄弟たちに会うのが楽しみで仕方が無かった。田舎の祖母の家のまわりは畑で、自家栽培したトマトやきゅうり、とうきびなどが振る舞われる。それも楽しみの一つだ。
 
 従兄弟たちはみな年上で、僕は急に兄や姉が出来たようで嬉しかった。連れ回されてもちっとも嫌じゃなかった。遊んでもらえて嬉しかったのだ。

 僕は祖母の家の隣にあった納屋がいつも気になっていた。そこに猫が集まるが、もう使われていないその納屋には入ることができなかった。
 従兄弟の中で一番年長の兄が言った。
 「猫が気になるのか? なら今夜見ようじゃないか。お前は初めてだったよな」
 「猫が何かするの?」
 「まあね」
 兄はそれ以上教えてくれない。今夜、祖母も親や伯父たちが眠ったあとにそれを実行することにした。
 僕は頑張って起きていた。皆が寝静まった頃、従兄弟たちは起き上がって僕の方にに近づいた。
 「ほら、行くよ」
 真夜中、田舎の夜中はしーんとしていた。僕たちが歩く音と虫の声が響くだけ。
 納屋の前では猫たちが集まって来た。僕たちが来たこともおかまいなしだった。
 何をしているのだろう? と思うと一番上の姉が言った。
 「お盆だから、ご先祖の猫をお迎えしているんだよ」
 「俺はもう、来年見れなくなるけれど」
 数年後に聞いた話だが、うちの家にはそういう言い伝えがあるらしい。そして、これが見ることができるのは子供のうちだけだと。

 祖母が亡くなった日、縁の下から猫が出て来た。その後を付いて行くとあの納屋の下に入って行く。もしかしたら、あれは祖母なのかもしれない。そして、お盆にはあの納屋の前で集まり、ご先祖をお迎えするのかもしれない。
 そんなことをふっと思った。
 もう、僕には確認することもできないが。
 
 
 


草うららか |MAIL

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