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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
確か、バギマの効果......。 山川京一郎→高等部2年、ミステリー研究部部長。 柘植 洋→高等部1年、ミステリー研究部部員。 もう嫌だ。 洋は思った。無理矢理ミステリー研究部に入れられて半年、部長山川京一郎にいいように振り回されていた。 「俺は、ゲーム部(ただひたすらゲームするだけ)に入りたかったんだよ!」 そういうことで退部届けを出す事にした。 しかし、このミステリー研究部は部員がいないため実は学校としては非公式のものだった。よって、顧問はいない。正式に退部するには代表者である、山川京一郎の許可がなければならないのだった。 「そんなわけでさ、なんかいい手ない?」 「なんで俺に聞くんですか?」 中等部、野田晴仁に相談する。彼は学院一の頭脳を持つと噂される。 「後輩だろ? 頼むよう」 「うーん、じゃあ、部を乗っ取るとか」 「乗っ取る?」 「実権を先輩が握るといいですよ」 そうして洋は実力行使にでることしにた。普段大人しい者ほど、こういう時は何かと積極的になるかどうかはやっぱり実質的には大人しくなかった者となる。 「よし、柘植君今日は......」 「今日は、ここで殺人事件がおこるかもしれませんよ、先輩」 すっと地図を出して指を指す。今日はなんとしてもこの界隈の電気店へ行って今日発売のゲームソフトを買わなければならない。 「そうか、ようし今日こそ第一発見者になるぜ!」 この不謹慎な先輩をどうにかしたいと洋はいつも思う。そのうち自分が加害者になるんじゃないかと不安に思う。 当然、殺人事件などに遭う機会などそうそうない。お目当てのゲームをこっそり購入。人にまぎれて京一郎と別れて家路に着いた。 そして、しれっと「昨日は迷子になっちゃっいました」と言う。 「ふふ、やっぱり君はちょっと抜けているね」 京一郎は怒っていない。むしろ得意げに笑っている。 「そういうことだろうと思っていたよ。まあ、俺の推理だけどね」 推理出来るなら俺を解放してくれ、と洋は思う。 「今後そういうことにならないために君にこれを託そう」 携帯談話。最新式。 「先輩?」 「これで、迷子になっても安心だ。GPSもついている」 洋はそれを床に叩き付けようと思った。
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