気まぐれ日記
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2010年06月02日(水) くじけそうになるほどどうでもいいくだらない話

 母と妹で話す内容。
 良く響くので嫌になるというか、こっちの作業がはかどらない。




 「なんと、情けない」
 アニムは思った。
 アニムは二人とはぐれてしまっていた。それも、アニムが道を間違えて。
 「ここは、どこだ?」
 何もない平野のど真ん中。ぽつぽつと木が植えられている。もうどっちからどうここにたどり着いたのかわからなかった。
 「二人とも、探している......と信じたい」
 が、あの二人が探したところで見つかるかどうか。空が飛べるルイは意外にも方向音痴なところがある。なので、たとえ探しているとは言え、見つけられるかどうかの方が問題だった。
 「ああ、こんなことなら二人に縄を付けておくべきだった」
 はぐれてしまった理由が見当たらない。もう一度辺りを見渡す。
 確か今頃なら港の近い街に着いている筈だ。ここには潮の匂いはしない。
 「おかしいのう......」
 不安になるほど彼は若くなかった。
 「仕方が無い」
 占いに使うカードを取り出した。もとはアニムの精神で出来ている。真実を見ろ、とカードが告げた。
 「ほれ、お主にくれてやろう」
 一番近くの木にカードを打ち付けた。
 
 「アニム! よかった、見つかった!」
 ルイが叫んでいた。
 「おお、ルイ! バルクも」
 「お前、ここで何やっていたんだ?」
 大きな木のウロの中にアニムはいた。
 「きっと、木精だのう。試しにエルフの贄が欲しかったのかもしれん。でも、やはり、エルフはまずいらしいのう」
 「? まあ、いいや。シーフード、シーフード!」
 潮の匂いがする。ルイが魚介類の料理を上げて行くのでアニムは腹を鳴らした。
 
 

 
 


草うららか |MAIL

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