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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
うっかり読んでしまう罠。 「端から見れば痴漢行為ね」 「まあね」 兄の手が離れる。シルクがよろめいていた。 「くっ! 魔力を奪ったって無駄よっ! こんなの妖精から......」 生まれる筈の人形が出て来ない。それどころから片端から人形たちは崩れていった。 「妖精ならもう避難したぜ。ここをどこだと思ってんだ? 妖精主の住まう場だ。そしてその妖精主を俺が使っている」 「そんな! めちゃくちゃな!」 「めちゃくちゃなんだよ、俺。自分でもよくわかんねぇけど、とりあえず、アンタのその部分を封じる。アンタから貰った魔力でね」 「だから、めちゃくちゃよ!」 兄が彼女の額に指を当てた。 「所詮、あの馬鹿弟から生まれたキャラなんだ、姉ちゃんの心の奥で眠らせてやる」 その瞬間、目を見開いたがゆっくりと目を閉じた。
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