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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨日は温かかったのに......。 「あ、れ?」 魔法は発動されなかった。微量な魔力は働いたが移動魔法が発動するほどではない。ぷすん、という音だけが軽く響いた。 「......」 「兄さん......その腕」 兄の腕には魔封環がはめられていた。それも本当に継ぎ目のない昔の罪人が科せられた代物だった。 「......あんのヤロー!」 「うわっ、すげっ! 魔封環だ!」 「わー、本物だ」 幼い自分たちが驚いていることに更に腹を立てたらしく地団駄を踏む。 「どうにかしてコレ外さねーと」 これを外すのは至難の業だと聞いた事がある。ブロードのは、自分で取り外し出来るものであるが。 「おじいちゃんなら出来るよ」 幼い兄が言った。
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