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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「やあ、お帰り」 城の医務室にてナイロが出迎えた。 「兄さま、大変なの!」 アプリは叫んだ。 「ブロード君が妖精使いに狙われていて、シルクさんが操られていて解放されたけれど実はホリエステ家の人で......」 「言っている事がよくわからないけれど、とにかく大変なのはわかったよ」 ナイロはまず、アプリに落ち着くように言って、お茶が入ったカップを渡した。自分が飲むために入れたものだった。 「あなたが、シルクさんだね? ホリエステ家の事はもちろん知っているよ。昔、もう三十年以上前に行方不明になっている」 「そんなに?」 「そして、ブロード君。君は妖精使いに何故狙われているんだい? 理由はわかっているんだろ?」 「うん。あいつは俺の魔力が欲しいって」 「魔力ねえ......」 ナイロは少し考え込んだ。
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