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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
こんな名前じゃなかったっけ? それとも私が勝手にネーミングしちゃったの? ジョウロフェンツァまで歩いて一日。その道中は何もなかった。夕方にはジョウロフェンツァの街並みが見えて来ていた。すでにぽつりぽつりと明かりがともっている。 「大きな街......やっぱり城下なのね」 「シルクさんはどこに住んでいたの?」 「イレグディントの近く。ホリエステ家は解散後、ジョウロフェンツァを離れたの。それは覚えているのだけど......」 「......じゃあ、ブロード君は?」 「南の郊外にあるよ。いまでも」 違和感がある。 もう日は落ちたがいっこうに街に近づかない。 「やられた」 ブロードは呟いた。 ばちん、と何かがはじけるような音がする。目の前に広がっていた街は消え、暗い森の中にいた。
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