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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ただ早起きしてるだけなんですけどね。 「考えてないって?」 「ええ、いつもいただいてないので」 彼女は無表情で言った。 「私には、必要ないものですから」 「じゃあ、なんでこんなところで宿屋を?」 「それが、私の役目だから」 「君は......!」 頭がくらっとした。ブロードはテーブルに臥せった。 「な、なんだ、これ......」 「私が必要なのは、血です」 それからは映像だった。 首筋にフォークを突き立てられて彼女は溢れる血をすすった。そんな自分を見ている。 彼女はブロードを抱え、荷台へ載せる。小屋から十分ほど歩いたところに滝壺がある。 「ありがとう。あなたの血はおいしかった」
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