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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
良くなるためには、どうすればいいのかなー。(この辺がすでに悪い) 部屋は狭いが一人でちょうどいい。ますますレイヨンの宿を思い出させた。壁に手を当ててみる。特に違和感はなく、幻などではなさそうだった。ただし、怪しさは極まりない。ブロードにはこの森の奥で宿を経営している事が信じられなかった。 それでもベッドで横になってしばらく休んでいると、彼女がノックして来た。 「お食事、できました」 「ああ、ありがとう」 起き上がり、食堂へ向かった。テーブルには簡素な食事が並んでいた。パンと具沢山のスープ、果物と野菜サラダ。 「さあ、どうぞ」 「どうも」 「お酒はいかがですか?」 「いや、いらないよ」 「そうですか。じゃあ、ジュースを用意しますね」 彼女は台所に消え、再び瓶を持って現れた。 「ぶどうのジュースです」 「ありがとう。そういえば、ここのお代っていくらなの?」 「お代? お代は......考えていません」
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