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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨日の続き 「最近、エサンの森に行った人が帰って来ないんだって?」 他に客のいない閉店後、ブロードはレイヨンに向かって言った。 「そうらしいな。まあ、エサンは妖精主の森の一部だ。大方妖精に食われたんだろ?」 「でもエサンは重要な通り道だから、人間との契約で妖精は手を出さないよ」 「相手は妖精だぜ?」 「妖精だからこそ、そんなことがないんだよ」 「行くなよ、ブロード」 「行ってみる価値はあると思うね」 「もし、仮にその原因が人間にあるとしてもだ、絶対にお前が探しているモンじゃねー」 「でも、ゼロに近い確率でも確かめたいね。万が一ってことはあるんだ」 「万が一もねーよ。大体お前は無謀過ぎる。いくら妖精が憑いているからって......」 「だから、大丈夫だよ」 「知らねーぞ、俺は。行方不明になったってわかんねーからな」 「一ヶ月経っても戻って来なかったら、そう思ってくれてもいいよ」
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