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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
話は遡ります。 一週間と少し前。 ブロードは久しぶりにレイヨンの店に立ち寄った。いつものようにカウンターに座り、レイヨンに声をかけた。 「ずいぶん顔見せ無かったな、ブロード」 「ちょっと島々を巡っていてね」 「へえ、いいじゃねーか。土産は?」 「これといったものはなかったな。でも土産はある。メイで作られた酒だって。同じメイで作る酒でもここのもととはちょっと違う......と思う」 「下戸だもんな」 「一口も試せなかった」 瓶を渡すとレイヨンは早速グラスに少し注いだ。少しの間口に含む。 「こりゃ、辛口だな。いける。サンキュー、ちょうど我侭なヤツがいるんだ。これ出してみるわ」 「役に立つならよかったよ」 ブロードはレイヨンから夕食をもらって一人食事をしていた。こうしているだけでいろいろな噂や情報が飛び交っているのが耳に入ってくる。
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