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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
歯医者の麻酔 落ちてゆく。 ああ、そうだ。落ちているんだ。 私は今、落ちているんだ。 空が遠くなる。 太陽がまぶしい。 流れる雲も遠くなる。 吹き抜ける風よりも早く落ちていく。 スカートがはためいて、髪が広がる。 帽子が飛んでいきそうだ。 どのくらい、落ちただろうか? ふいに、身体が支えられた。 支えてくれたのは男の人だった。 はためいてめくれ上がったスカートを直して 乱れた髪を整えてくれた。 「はい、これお嬢ちゃんの?」男の人は言った。 女の子を連れた母親が男の人に礼を言った。 女の子も「ありがとう」と言った。 マンションの下で私を支えてくれた男の人は 私の持ち主が降りて来るまで待っていた。 私は無事持ち主の手の中にいる 願わくば もう、落とさないで。 面白くないシリーズにして行きます。
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