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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この時間になるとやる気が大幅ダウンになるんですよ。 エイプリールフール(四月ばか) それはそんな日。 晴れていた。 春休み真っ最中で公園は子供たちでいっぱいだった。 それは平和そのものだった。誰も隣国からミサイルが飛んでくるなんて思っても無いだろうというほど穏やかで賑やかだった。 子供たちはグループで遊んでいた。あるグループは鬼ごっこ。あるグループは特撮もののヒーローごっこだろうと思われる。グループによってそれは様々だった。 目の前で遊んでいたグループは『うそ鬼』だった。 昔やったことがある。鬼となったものは、本当のことを上げていき(例えば『空が青い』など他愛も無い真実を)、嘘を言ったあと走り逃げる相手をタッチする。なので、もっともらしい嘘をあげる。例えば『カラスが空を飛んでいる』と言って一旦は上を向かせて隙を作るなど。 一人の女の子が鬼だった。 「たかしくんのお父さんはお医者さん」 皆動かない。本当らしい。 「みちえちゃんのおかあさんは先生」 本当のようだ。 「ひろくんのおかあさんはスーパーのレジにいる」 本当。どうやらパート勤めをしているらしい。 「みかちゃんのお父さんは社長さん」 本当。どうやら若手新興企業の社長さんだろう。 「まおくんのお父さんは......無職!」 皆が動き出した。嘘だった。 しかし、一人だけ動かない男の子がいた。 「まおくん、捕まえた!」 女の子が男の子にタッチする。しかし、男の子は首を振った。 「ぼくのお父さん、今、本当に無職なんだ」 面白くなかった。時間食ったわりに......。
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