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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
メモをみたら、 「キヨミズ」 乙女は答えた。 「じゃあ、お前、クチナ」 「ええ、そうよ!」 クチナは剣を振るい上げてキヨミズに斬りつけた。 「おまっ......!」 「残念ね、キヨミズは私の兄じゃない。その子のなんとか心を読んで知ったのよ」 「くそっ!」 キヨミズが剣を落とし、地面に倒れた。斬られた肩から血が吹き出る。そこにユリが剣を拾い上げる。 「大丈夫よ、この子は助かる。私が逃げる為にやったんだから」 「......そいつの言う通りだ、ユリ。ムカつくけど、手を出すな」 ユリは無表情に剣を下ろす。ただし、放さない。 「本当の兄の名前は、ミカサだよ」 「ミカサかよ......」 「坊やのような子じゃない」 「ああ、あんな奴と一緒にすんな。あんな朴念仁」 「知ってるのか?」 「知ってるも何も、アイツが会長だからな」 「じゃあ......」 「お前は体よくツプーテに使われていただけさ」 肩の傷口を押さえて立ち上がる。 「本当に殺すつもりじゃなかったんだな」 ユリが心配しているのか駆け寄った。傷を眺めて自分の服の袖を破って肩に押し当てた。 「ごめんな、ユリ」 そして、乙女を見る。 「じゃあ、お前はリンだな」 「どうして、知っている?」 「ああ、ただ、ラン、レンと来たら、リンだろ? ユリの心を読めるんだったら確かめてみたらどうだ?」 「残念。その子からはあなたの名前しか読めない。でも、飲まれているのに不思議ね」
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