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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
終わりにしたいなっと思ってから、結構経ってます。 グオンの母親は何度も何度も礼を言った。 「でも、俺......」 ベグゼッドは言いかけたが、グオンはそれを制した。 「これから、どうするかを話さないとな」 「オフィーリスがまだ戻って来ていないけれど」 その言葉に呼ばれたかのように彼女は現れた。 「ただいま」 まだ、右の頬と腕に文様が浮かんでいる。 「お帰り、オフィーリス。大丈夫」 「全然、平気」 グオンの母親はおずおずと彼女に尋ねた。 「あの、フリエルは......」 彼女は首を振っただけだった。それで、母親も諦めた。 「それじゃあ、グオン。これからどうするか、もう決まっているのだろう?」 バネッタが尋ねた。 「ええ、王女」 「まずは、各国にトレンシアの状況を伝える事だな」 「でも、アンギルスはもう......」 「それなら、大丈夫よ」 オフィーリスが後ろを向いた。彼女の太ももの辺りにしっかり抱きついた幼い少女がいる。 「アンギルスの王女ですね」 グオンがしゃがんで少女に笑いかけた。少女はこくんと頷くだけだった。 「この子、別の部屋にいたの。さすがのフリエルもこの子を殺す事は出来なかったみたいね。それとも、何かに利用しようとしていたのかしら?」 オフィーリスはまだ足にまとわりついている少女を抱き上げて、グオンの母親に預けた。 「私には人間の子のあやし方はわからないから」 母親は少女を抱いた。 「ごめんなさい、怖かったね」 少女も安心出来るのか、今度は彼女に抱きついた。
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