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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
宿題。 ベグゼッドは連れてこられたのは閉鎖された部屋だった。部屋といっても窓もドアもなく箱の中にいるとはこんな感じだろうか、と思ったほどだった。 「なんだ、ここは?」 壁をコツコツと叩き、サミクラスは呟いた。そして剣を抜き、斬りつける。一瞬だけ壁が裂けたがすぐにもとに戻った。 「この壁を切り裂こうとするなんて、特異な人間もいたものだ」 そんな声が聞こえて来たかと思うと、サミクラスは消えて行った。 「ああっ!」 ベグゼッドは叫んだが、彼は平然としていた。自分に何が起こっているのかわかっていないのかもしれない。掴みかかろうとしたが、手は空を切り完全に姿を消した。 「殺してはいない。殺すには惜しい。封じただけだ」 声はベグゼッドの後ろから聞こえて来た。振り向くと、そこには妙齢の女が立っていた。
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