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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
昨日仲魔になったレギオンさんは外道ではなく幽鬼でした。ともかく言葉の通じないぐちゃぐちゃ(なんか違う)したものに好かれるようです。 大人たちの話に入る事が出来ない三人は、仕方が無く賑わう大通りへ向かう。 「わあ、かわいい」 ハイネーケは髪飾りの露店を見ていた。そこには木彫りの髪留めや真鍮の腕輪などが並んでいる。一つ手に取ってはつけては外しで、なかなか一つが決まらない。 「あ」 ベグゼッドが鳥の形をしたペンダントを手に取った。 「お前もそんなのするのか?」 金属で出来た枝にとまっている姿をかたどられた小鳥。見た目にはなんの変哲もない鳥だった。 「違うよ。これは幸福の鳥だよ」 「幸福の鳥?」 「ああ、えーと、なんとかって枝にとまった鳥は幸福を呼ぶとされているって、フォーランズの古い言い伝えなんだよ」 よく見ると、枝の先にはハート形の葉がニ、三枚ついていた。 「へー、そうなのか。実はそれはフォーランズの土産物屋で買ったんだよ。何故こんな鳥のモチーフだけを取り扱っているのか知らなかったよ」 と、露店の青年は言う。 「では、これにします」 ハイネーケはそのペンダントを買って、早速つけた。 「ベグゼッド、それって本当に本当なのか?」 「まあ、言い伝えだしおまじないみたいなものだし、信じる者は救われる、かな」 ベグゼッドは小声で言った。
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