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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
タイトルがめんどくさい。 樽と瓶が並ぶ地下室はひんやりとした空気が漂っていた。 「で、どこに隠し通路があるんだ?」 「さあ? でも、それを探してんだよ」 ベグゼッドはランタンで壁を照らしていた。 「とにかく、三つくらい色の違うレンガがあるからそれ探してよ」 「三つもかよ!」 「三つだけだよ」 ベグゼッドが一カ所見つけた。入り口から一番奥の壁にあった。真ん中よりやや右よりで下の方に。カシスは右側の壁にあるのを見つけた。こちらは真ん中で上の方に。そして、またベグゼッドが左側の壁の左よりにあるのを見つけた。 暗いながらもはっきり色が違うのを確認出来た。 「で、見つけたらどうするんだ?」 「えーと、我らが神、敬う順に押していくんだって」 そう本には書いていた。 「神......ああ、火の神、麦の神、水の神だ」 「と、すると奥、右、左の順だな」 「なんで?」 「四大元素だよ。麦は地の神とするから。順番はそれで合ってんだよな?」 「ああ、多分」 「多分てなあ......まあ、いいや」 ベグゼッドはレンガを押した。ほんの五ミリほどしか動かない。かなり力を込めなければ動かないようだった。 「これ以上は無理だ」 カシスも押したが、それ以上は動かなかった。
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