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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんか、よく聞き間違いをします。昔からなんだけどね。 広い謁見の間。扉から約十メートルほど奥に玉座がある。 「おお、帰ったか。カシス。迷子になってないかと心配した」 ビアソーイダ王はゆったりと言った。歳はベグゼッドの父と同じだが、それよりも年を重ねているように見える。 「親父、連れて来たぜ」 「初めまして。ベグゼッド=オウルです。お世話になります」 「ほう、お前がロソニアの息子か。メクリアとよく似ておる」 「母上と?」 「ああ、メクリアも美しい女性だった。まあ、お前の父親は恋敵だったな......」 ビアソーイダ王は咳払いをして、グオンに目を向けた。 「グオン=サルガリードです。軍術家ですが......」 「ベグゼッドの教育係みたいなものなんだって」 と、カシスが言う。 「それならお前も見てもらいたいものだな。それはともかく、長旅お疲れだったな。夕食までゆっくり休みなさい」 「ありがとうございます」
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