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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いや、別に面倒だなんて......。横文字どころかカタカナ並べただけの名前なんで一部の友人には読んでもらえません。 一方、グオンはぼんやりとテーブルに着いている。カシスが声をかけて我に返ったように振り返った。 「何やってんだ?」 「何って......」 グオンは訝しげな表情をして、後で納得したように言った。 「どうやらオフィーリス嬢の美しさに時を止められてしまっていたようだ」 「頭わいてんのか、あんた」 「ふん、お前に女性の美しさを理解できんだろ」 「ああ、そうだな。腑抜けにゃあならないね」 「まあ、いい。部屋に戻ろうか。オフィーリス嬢はそこにいるんだろ」 「? なんで知っているんだ?」 「彼女は最初からそう言っていた」 部屋に戻るとベグゼッドは今朝よりは調子が戻っているように見えた。先ほどオフィーリスが施した術によって、いくらか和らいでいる。 「グオン、今までどこに行っていたんだ?」 グオンが女を見失うことはない。だが、相手は魔族だと思えば、もう不思議はなかった。
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