気まぐれ日記
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2004年01月07日(水) さて、はじめますか

 日記はじめまーす。鋼ゲームの攻略本欲しいのにない……。

 気づいたら、夜中だった。ルイは起き上がって伸びをして部屋を飛び出た。食堂はまだ開いていた。むしろ、今開いたばかりのようににぎわい始めている。
 「ルイ、今起こしに行こうと思っていたんだ」
 アニムとバルクがテーブルについている。
 「今十時だよ? どうなってるの?」
 「どうやら吹雪で道を間違えたようだ。ここは時間がずれている村だそうだ」
 「そういうわけだ、ルイ。まあ、例の魔力が働いていることは間違いねえな」
 「そうなんだ……」
 どんな魔力か、正体がわかるとぽわんと見え始めた。
 「そういえば、そこらにたくさん浮いてるよ」
 「今はとりあえず、腹ごしらえするか。回収は後にしよう」
 「そうね」
 夕飯を食べ損ねるのはいやだから、三人は適当なものを注文する。
 「ところで、ルイ。どうやってアレを回収すのだ?」
 「……知らない」
 ルイがアニムに言われて初めて気づいてまごまごする。
 「そういえば、魔王に聞くの忘れてた」
 「……とにかく、飯だ」
 「そうだのう」
 
 時間がずれている。観察していくと彼らがこの宿に着いたのは午後三時ごろだが、この村では昼ごろらしい。で、七時間たったころが午後十時。しかし、この村では午後七時ころ。三時間のずれがある。それは、多分……。
 「この雪らしいのう、原因は」
 「雪?」
 「雪が降ると暗いというせいもあると思うが……そして例の魔力が働いたのだよ」
 まったく、意味のないことばかりする魔力だのう……。
 アニムは少しあきれた。
 魔力について、彼がわかることは変な働きをすることだけだった。そして、そろそろ何かわからないだろうかと、思っている。
 「でも、雪って幻想的よね。もしかしたら、雪自体にも魔力があるかもね」
 「そうだのう。こんなに降るの初めて見た」
 アニムとルイは降りしきる雪を窓から見た。その顔はちょっとほうけている。しかしバルクは雪なんぞ多く降るとやっかいだというような顔をしていた。


草うららか |MAIL

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