イブの流した涙
▼▼▼今回の一言▼▼▼
財布の中身(レシートとかカードの類ではない)がみるみる減っていく

○そのうちに、2003年12月27日(土)「注文をとらない料理店」を完成させる予定

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感想専門の日記です

▼▼▼森博嗣▼▼▼
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というより僕が好きなだけ

宝生出演の舞台観ました!(7/26)
詳しいことは月曜の日記にて
・・・と思ったけど
やっぱり水曜の日記分に書きます
と言ってて、未だに書いていない
そのうち書きます
それにしても、もうすぐ一週間経つのか
・・・もうすぐ三週間か
・・・もうすぐ四週間か
・・・一ヶ月越えたな
・・・それどころか二ヶ月経ったな
・・・もうすぐで三ヶ月だよ
・・・経ったな、三ヶ月
そして四ヶ月が過ぎ・・・
半年が過ぎ・・・
七ヶ月が過ぎ・・・
そして八ヶ月(一年の2/3)が過ぎ・・・
驚いたことに十ヶ月が過ぎ・・・
もうとっくに一年経ち・・・
一年と二ヶ月が経ち・・・
二年と二ヶ月が経ち…

2002年06月10日(月) 森田’s「模倣犯」

【No.1361】/投稿者:ミケラン次郎/投稿日:6月9日(日)
「モホウハンミマシタ・・・タ?」
模倣犯を見た。結論から言うと、期待通りとも期待外れとも言えない、曖昧な気持ちになった。ストーリーが原作のダイジェスト版の様な感じがして、登場人物一人一人の描写が薄くなっていたような気がした。
しかし、監督は雑誌などで「原作の読後感を表したかった」というような事をおっしゃっていたので、ストーリーの中で、個々の登場人物がどんな動機でこんな行動をした、とか、そういうわけでこんな事件が起った、という説明をあえて省いたのかな?と思った。
日ごろ僕らは、ニュースを見ていて「へーこんな事件起ったんだ、かわいそうだな被害者の人達・・・」などとどこかしら人事のように思う。そしてそんなニュースがメディアを介して唐突と言ってもいいくらい一方的に入ってくる。そういう普段の生活で感じるようなものを映画でも感じさせようとしたのでは?という気がした。監督は、それを狙ったのでは?と思う。それを表すいい例が、劇中のCFだ。事件のニュースの後に入るその呑気な映像は、僕らの気持ちをかき乱すような効果がある。現実に起る唐突感を映画でも表現し、そういうった、<心をかき乱すような効果をもたらすもの>が、この映画の全体に散らばり、広がっていると思うと、少しこの映画の見方が分かってくるような気がする。
そしてこんなことも思う。「この映画には、宇宙がビッグバンする以前の状態に似ている。」と。それ以前の宇宙には、<時間>という流れが存在していなかったと言われている。勿論、時間の流れというのもこの物語には重要な要素であると思う。原作では、被害者心理が、時の流れによってそれが色褪せたりしてしまう様子だって、リアルに伝えてくれるからである。しかし、森田’s「模倣犯」には、普遍的な人間の業が一枚の絵にベチャっと塗りたくられているような感触があった。そう、一枚の絵の中には時の流れが描かれていて、それでいて作品と言う名の一枚の絵自体には、時間の流れなど存在していないような、不思議な感触をしているなと思った。
(一部訂正済み)

この文章は、ヤフーの映画「模倣犯」の公式サイトのBBSに、僕が載せたものの
コピーである。
自分で改めて読んでみても、かなり曖昧な事を長々と書いていたなあ、と思う。
しかし、言いたい事はこういうことだ。
森田監督の描いた「模倣犯」は、ある一つの物語ではないような気がする、という事だ。
かなり良い様に解釈すると、これはもはや映画の今までの次元を突き破っているものなのかもしれない。
映画が監督の最終決定によって成立するものであると仮定するならば、この映画は森田監督の構想を表現したものであると言える。(おまけに監督は脚本も書いている。)
そして、監督の作り上げたこの作品に対して、凄まじいほどの賛否両論が繰り広げられている。
もちろん、僕も、批判している人達の言っている事はほとんど正しいと思う。
しかし、一方で賞賛している人達の意見も分かる。
というか、僕はどちらかというと、賞賛側の人間だ。
それでも、この作品は、10店満点でいうところの8点だ。
完璧に次世代の新しい映画を創りきった!とは言い切れないのだ。
よくやった!森田監督・・・とは言えないのである。
やっぱり、少し原作に引っ張られてたな、という印象はぬぐえない。
もっと、スマートにするべきだったと個人的には思う。
それでも、十分に面白い作品には仕上がっていたと思う。

また掲示板などでは、映画版について、「被害者の気持ちを汲んでいない」「馬鹿にしている」などのような意見も飛び交っているが、そういった意見は、この映画を見ての意見とは別の次元のものだと思う。
確かに、作品としての影響力の事を考えると責任を持って描かなくてはいけないが、この作品のどこに、被害者を馬鹿にしたような描写があるというのか?
確かに原作と比較すると、被害者側の気持ちを表した描写は少ない。
しかし、あえて被害者の遺族が悲しみに暮れるシーンを省く事により、それを客に頭のどこかで想像させる事も出来る。
映画では、全てを描く事よりも、見せない事によって効果を上げる事が出来る場合があるのである。監督はそれを実践させようとしたんではないか?
そしてもう一つ、被害者側の気持ちを汲んだシーンが少ない理由があるように思える。実際のマスメディアによる事件の報道も、そうだからである。だから、この映画を見て、後味が悪いなあと思う事は、僕に言わせればそれで正解なような気がする。なんで気持ち悪さを感じたのか?それを考える事が重要なのかもしれない。
だから、「被害者の気持ちを・・・」という類の批判をするのはこの映画にはあまり関係の無い、お門違いのものであって、何もその点について不満をぶつけなくてもいいではないのか?と思う。
もっと違う部分を批判するならして欲しい。
話が分かりづらいとか、そういう事ならどんどん言えばいいと思う。

また、この映画は、酷な言い方をするなら、落とし前のついていない映画なのだと思う。あらゆる点で、決着していないのである。そして、決着するはずなんてないのである。そういう点も含めて、この映画の中に流れているものはリアルなのではないか?と思う。
被害者の気持ちを考える為の映画であってもいいし、どうしてこういう犯人像が現代に浮かび上がってきたのか?という事を考えるきっかけになる映画であってもいいのである。
しかし、決め付けてはいけないのだと思う。
「僕はこう思いました。」という意見は良くても、「この映画は駄目だ。」というような意見はして欲しくないな、という風に僕自身は思う。
そうは言っても、やっぱり一つの映画について意見するという事は難しい。
僕が不快感を持つ意見にだって、真実はあるかもしれない。
それに対して僕が、「こんな意見はよくない」というのは簡単だ。しかし、それで済まさない様にはするつもりである。
どうしてこんな意見が出てきたのか?それに同調できる部分はあるか?という事を考えて、それらをも自分の考え中に取り込んでいかなくてはいけない。
それでも、嫌なものには「嫌だ」と思う事は大切だと思う。
感情は、自然に生まれてくるものである。
そういう生き物である感情を、自分の中で成立している論理的思考の中に当てはめる事は、大切なのだと思う。
そうやって、感情も思考も、鍛えられていくのだろう。

(コノサキ ネタバレヒッシ チュウイセヨ↓)
話がそれたが、最後に一つ・・・
映画「模倣犯」のエンディングの事である。
あの有馬に対するピースからの頼みは、一見ピースの人間らしい一面を垣間見せたように思える。
が、こうも捉えられるのでは・・・
もしピースがこういう事を思っていたらどうだろう?
「おじいちゃん、おじちゃんのかわいいかわいい孫娘は、とんでもない人間の子供を産んでしまったんだよ。どうだい、最後まで泣かせてくれる話だろ?僕って奴は、最後の最後まで計画的に真の悪の存在となり得ただろう?こんな僕をおじいちゃん、誉めてくれよ。少し位誉めてくれたっていいじゃないか。そうだろ?こんな事は僕の様なレベルの人間でしか行えない、素晴らしい行いなんだよ。この素晴らしさ、おじいちゃんにはちょっと分からないかな?残念だなあ。ま、せいぜいその子を可愛がってくれよ・・・」
もしこんな事を考えていたとするなら、ピースという人間は、徹底的に救えない奴だと思う。
一見最後の最後に改心したかの様に見せかけて、日本で史上最悪の犯罪を犯した男の子供を引き取らせたこのピースの企みは、ひょっとすると、とんでもない悪意のこもったメッセージなのかもしれない。

―終―

【ついしんの気持ち】
ある程度裕福な国で生まれる犯罪ほど立ちの悪いものはない。
真実よりも、現実を見渡して歩いていく事の方が大切なのかもしれない。
人間は、果たして罪を償えるのか?
ピースのしたことに、真実なんてあるのだろうか?
彼の歩いた道の後には、現実がありありと残っているだけ・・・
彼のした事なんて、誰も受け止まられはしないだろう。


 < シーラカンス  everyday history  光の射す方へ >


ダーZ [MAIL]

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