今日は派遣のバイトをした。 派遣先は岡崎のユーストア。 僕の属する会社からは、僕ともう1人の男の人がそこへ行った。 家からそこまでは、交通機関を駆使して二時間弱もかかる。 行く前の気持ちは、(ふぅ・・・)ってな具合で・・・
で、そのユーストアの最寄りのバス停に降りると、同じ会社から来た男の人がいた。 同じバスに乗っていたかどうかは定かではない。 感じのいい人で、向こうからいろいろと話し掛けてきてくれた。 なので、思わず僕からも社交事例的な質問を少々した。 「今日は何時くらいに終わるんですかね?」 「ここに来たのは初めてですか?」 etc・・・ 因みにその人と顔を合わせたのは今日が初めてだった。
現場には、違う所からもバイトの人がたくさん来ていた。 休憩時間になると、同僚?の人と食堂に行った。 貰ったチケットをおばさんに見せ、ご飯や味噌汁を盛って席に着いた。 お代わりなんかもした。 また、そこのユーストアの近所の喫茶店で一杯飲める券も貰っていたので、2人でそこに向った。 そこで向かい合わせに座り、話に困る事も無く、あっという間に30分弱が過ぎた。
その人は、政経大学を卒業してもう4年目だという。 ということは、今は・・・ 「会計士の資格を取りたくてね。」 そして、監査委員会だっけな?そんなような、会計士が集まってるような所に就職をと考えているらしい。 僕はこんなことを聞いた。 「そういう所は、やっぱり大学も関係してくるんですかね?」 するとこんな答えが・・・ 「そんなことないよ。会計士の資格があったら、80か90%くらいは入れるらしいから。自分の努力次第でしょ。うん、大学とか関係ないよ。」
そしてどうやら、そこに勤務してある程度資金が溜まったら、会社を作りたい!と考えているらしい。 「おぉ、凄いですね!」 思わずそう言ってしまった。 「で、何の会社を・・・?」 「んとね、服とか靴とか好きなんだけどさ、それを転売するようなことを・・・」 なんて計画的な人なんだ!と、感心してしまった! しかも、無理なくおおざっぱな計画だから、よりいい!! 僕とは大違い・・・ と、そんな相手に「凄いなぁ」の思いがいっぱいな僕に、その人は「彼女いるの?」と聞いてきた。 「いや、いませんよ」と、たどたどしく言った。 「いつからいないの?」 「あ、僕はこっちからは全然うーん・・・いわないもんで・・・」 「あー、奥手なんだぁ。」 「え、いるんですか?」 「うん」 「おぉ!(またもやしてやられたり!)」 「その人とはどこで・・・あ、その専門学校(資格を目指すための)でですか?」 「そうだよ。」 ・・・ 「で、やったことないの?」 「あ、はい。」 ・・・ その後、ちょっとしたことを教えてもらった(笑) うーん、やっぱり感じのいい人だ! 安心できる感じの人だ。 懐が大きそうなね。 この人の彼女は、さぞかし彼の懐で安心している事だろう。
お昼の後、もう1、2時間で仕事が終わりそうだった。 その人は僕より早く終わり、この後にも仕事があるということで先に帰っていった。 僕も一時間後に1人空しく家路を辿った。
−The End−
ついしん 帰り道のある駅の掲示板に貼ってあった一枚のポスターに目が止まった。 そこには面白そうな形の絵が載っていて、<マックス・エルンスト展>とタイトルが銘打ってあった。 とにかく面白そうな展だなぁ。見に行きたいなぁ・・・と思った。
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