日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2009年05月18日(月) 久々に当り映画 (スラムドッグ$ミリオネア)

”スラムドッグ$ミリオネア

2008年のイギリス映画。インド人作家のヴィカス・スワラップの小説『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社)をダニー・ボイルが映画化。

第33回トロント国際映画祭観客賞、第66回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)、第62回英国アカデミー賞作品賞受賞。第81回アカデミー賞では作品賞を含む8部門を受賞。

あらすじ

インドの大都市ムンバイの中にある世界最大規模のスラム街で生まれ育った少年ジャマールは、テレビの人気クイズ番組『コウン・バネーガー・カロールパティ』、日本版の『クイズ$ミリオネア』)に出演する。

そこでジャマールは数々の問題を正解していき、ついに最後の問題(2000万ルピー/日本円で4千万円)に大手をかけた。しかし、スラム出身の彼がクイズに勝ち進んでいったことで、不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。そこで彼が語った、生い立ちとその背景とは…。


インドにおけるイスラム教徒に対する迫害の様子や、子供の眼を潰して障害者に仕立て上げ物乞いをさせる為に街に放つ。

実際には手足を切断して片輪(敢えて差別用語)にすることで、同情のお金を集める・・・などというやり方はインドに限らず、カンボジアやタイやベトナムでも同様の事が行われている。

インドにはカースト制度が根強くあって、
バラモンを頂点に、クシャトリヤ、バイシャ、ジュードラ・・・最下層に”ダリット”がいる。

大衆社会党の党首としてダリット票を集め、不正工作をしながら支持率を伸ばしてきたマヤワティも停滞気味だけど・・・人口12億人近いインドが一人っ子政策を展開している中国の人口を追い抜く日は近い。


文化的にもかなり深い映画だった。


ちなみに「クイズ・ミリオネア」の発祥は英国だそうで・・・。


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弥勒(みろく) [MAIL]

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