日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2007年11月23日(金) 指の詰め方

裏モノJAPANをいつもの書店で購入しさっそく読破・・・

その中の連載で”花本ひろみ”という銀座のナンバーワンホステスからヤクザの組長の女に・・・という壮絶な人生を綴った女性の手記があるんだけど

今回のくだりは”指をつめた”話で・・・小指の第2間接から先が欠損(無い)写真が挿入してあった。

その小指をみて思い出したのは今から10年以上も昔の事。


大阪のI会とY組の広域暴力団が抗争していた頃で、週末になると松下電器のお膝元である門真市のとある雀荘にマージャンを打ちに行っていた。

現金のやりとりは摘発されると不味いということで、カードに換金してゲームを楽しむんだけど・・・。

フリーの雀荘だから、客は皆それなりに腕に自信のアル連中が多く集まっていた。


4人でマージャンを打っていて、ふと右隣に手元のおぼつかないオッサンがいた。マージャン牌を持つ手もたどたどしいというか・・・

”何でだろ〜!?”と思いながら指先を注視すると

両手の小指と薬指が合計4本も短いオッサンだった。(~_~;)


慌てて指先から視線をそらし、オッサンの顔を見ると

頭は丸坊主で剃られた眉毛には墨が入っていた。

このオッサン、近所のI会の現役ヤクザで・・・しかも結構偉い立場の人のようで舎弟のようなコワモテの若い衆が入れ替わり立ち代り様子を伺いに来る。


しかしこのオッサン、マージャンが下手くそで・・・(^_^;)


”だから、指無くなるほど・・・少なくても4回以上はヘタこいたんだろうなあ〜”などと思った。


まぁ、人生で一番緊張してマージャンを打った覚えがある。 このオッサンからかなり巻き上げた。(笑


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じゃあ、何でヤクザが指を詰めて相手に差し出すのかというと・・・、

ドスや刀を握る時、小指や薬指はとても重要な指で、それらを切り落としてしまうと握る力が半減してしまう。


つまり、そんなに重要な指を差し出すことでワビを入れるということだ。


ノミで切り落とすのが正統だけど、お抱えの医者に頼んで麻酔注射を打って落としたり・・・というのもあるらしい。


ちなみに、関西の電車ドアには”ゆびつめ注意”と表示されているけど、関東では”ゆびはさみ注意”が標準だ。


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弥勒(みろく) [MAIL]

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