日々是修行也
BBS









登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2007年04月14日(土) 「R30」 セックスボランティア

偶然見たTBSの深夜番組「R30」

2004年に出版された「セックスボランティア」を題材にした番組構成

この本がベストセラーになったなんて知らなかった、、(汗


詳しくはググッてみてほしい


聾唖(ろうあ)者の女性とエッチした知人がいるんだけど、その女性の「感極まった時の絶叫が忘れられない」と話していた


普段大人しいその女性の歓喜に感動した・・・とも、


耳が聞こえない=>自分の声がまったく聞こえない=>発声の調整が出来ない=>予想外の絶叫になるのは容易に想像できる。


障害者でも健常者でも生きていくうえでセックスは必要不可欠だということだ。


ベストセラーになったという本を読んでみるかな、


**************

ふと昔の出来事を思い出した、

気の置けない仲間との飲み会の後、いい気分の帰り道

発車間もない電車に乗ろうと階段を駆け下りようとした時、エレベーター前で白い杖を持った男がホームに降りる↓ボタンの場所を探してウロウロしているのが視界に入った。

階段で降りるのをヤメ、エレベーターの”↓”ボタンを押して盲人と一緒に下のホームに到着するが、ほぼ同時に電車のドアは閉まり発車。


俺:「電車間に合わなかったですね、次の電車は18分発ですけど赤羽止まり、その次は44分ですけど。何処まで行かれます?」 

盲:「埼京線です」

俺:「44分発は階段を上がって反対側のホームに行かないとダメですね、どうします?」(何処まで行くのか聞いてるのに、埼京線はねーだろ、!?)

盲:「じゃ、山手線で・・・」

俺:「俺も山手線に乗るので一緒に行きましょうか」

確か右の二の腕を掴ませればいいんだよなぁ、(昔テレビで見た、笑)と思いながら右腕を差し出すと素直に左手で掴んでくる。

そのまま乗ってきたエレベータに乗ってコンコースに戻り山手線に外回りホームに向かう

俺:「何処で乗り換えます?」

盲:「新宿で、、」

俺:「新宿駅ではどの辺で降りればいいです?電車の前の方?後ろの方?」

盲:「埼京線に乗るので、、」

俺:「じゃあ後ろの方ですね」

山手線のホームで電車を待っていると漸く電車が間もなく到着するというアナウンス。

”新宿駅での埼京線乗換えはやっぱり山手線から埼京線ホームまで付き添わないとダメかなぁ・・・”

そして電車がホームに滑り込んで来た時

盲:「やっぱり埼京線に乗ります、あまり時間も変わらないようだから。私は北赤羽まで行きます。」

俺:「・・・、」
(あのさぁ、だから最初どこまで行くのか聞いた時にハッキリ北赤羽って言えよ。 そうすりゃ、18分発の赤羽止まりで乗り換えるのを薦めたのに・・・、新宿乗換えなんて言い出すからよっぽど埼京線の遠くの方かと思ったじゃん、、杖突いて新宿で乗り換えるより多少電車待っても、よっぽどそっちの方が楽だよ)

俺:「そうですか、それじゃ  私はこれで・・・」

盲:「・・・」 無言

俺は、ホームに入って来た山手線に乗り込む。その”男”は、しばらくして降りてきたエスカレーターの方に歩き出した。


結局俺は、何の役にも立たなかったなぁ、、、(~_~;)


俺はボランティアにも興味は無いし、偽善者でもない。人間を見た目で判断する事はない・・・けど、この時は偶々ほろ酔いで気分がよかったからの行動だ。たぶん、、(笑)


しかし、尋ねたことキチンと返答しなかったり、色々気を遣ってるのに「ありがとう」とか「すいません」といった言葉がだせない奴は嫌いだ。そんな言葉を期待したり感謝されたいと思ったからエレベーターから付き添った訳じゃないけど、

短時間の遣り取りで・・・(コイツなんか嫌な奴)と感じたから山手線のホームに独り残して電車に乗ったのだと思う。


その時盲人から”また埼京線のホームまで連れて行ってくれだろう”という”気”を感じ取ったからに他ならない。 


走り出した山手線の電車の中からその盲人の様子を見てそれを確信した。


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