日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2003年10月03日(金) 出会い系!?初体験

かなり昔の話になるんだけど・・・(こう、毎日昔話ばかり書いてると「それって日記じゃねーだろ」と突っ込みを入れられそうだけど、自分自身の履歴ということで勘弁ください)



まだ世間にインターネットという単語が”氾濫”する前、1995か6年ぐらいの話。


米国への出張があり、携帯して行ったのは富士通のB5サイズノートPC。 1人で出張ということもあり、現地ではかなりの自由時間があった。 宿泊先のホテルでも仕事が出来るようにと、IBMのグローバルリンク(確かこんな名前)サービスを利用していた。


持て余した時間に発見したのが、インターネットの”チャットルーム”。
当時はパソコン通信と言われていてチャットしているのは男が90%以上という噂だった。(実際それぐらい、男だらけではなかったのだろうか・・・残りの10%の内7%はネカマだと思われる、笑)

2週間の出張期間中、かなりの時間を とあるチャットルームに費やした。 そこで知り合った”hana”という女性と意気投合!?したからだ。
関東在住で通信関係の仕事をしているというその"hana"は話題も豊富で毎日4、5時間はチャットしただろうか・・・。

そのチャットルームを発見してから10日弱の間に延べ50時間ぐらいチャットしたのだけど、それだけ会話するとお互いに昔からの知り合い同士の様な錯覚に陥ってしまう。 出張も終わり帰国するという段になって彼女の方から”会いませんか?”とのお誘いがあった。

俺の帰国予定が週末の土曜日成田着だったので彼女は成田まで迎えに来てくれるという。(大昔にテレクラで散々すっぽかされた経験を持つ俺としても待ち合わせ場所が成田であれば、どうせ帰り道だし問題は無い。)


当時は携帯電話も持っていなかったので、初対面同士がすんなり待ち合わせ出来るのか大いに不安があったがお互いの服装を事細かく説明し、場所もピンポイントで指定した為、すんなり出会うことができた。


今から考えると、これが後に言われる「出会い系の出会い」という事になるんだけど、長時間のチャットでお互いのキャラに興味を持ちリアルに見てみたいという欲求が湧いてきた為の自然な行動が”会って見る”であり、相手の顔が見えない分、現実に面と向かっては言えないような性的な会話もあったり、時事ネタや世界経済について話したりと・・・。 

相手の容姿が見えない分、外見的な偏見や先入観がなく自然と惹かれあったのかも知れない。

出会ってから向かったのは成田空港近くにあるホテル(某航空会社系)のレストラン。

帰国前にしたチャットの流れから空港で出会い、一緒にレストランで食事を始めた時点で二人は翌朝まで過ごすという話になっていた。「お互いの連絡先も一切知らず、またその交換もしない。お互いに出会ってみて問題がなければ一晩限りの時間を一緒に過ごしましょう。」 これが、会うまでの約束。


レストランからホテルの部屋を予約し、そのまま客室に場所を移動した。 客観的に見れば、かなりの危険を伴う出会いなのかも知れないけれど、その不安を打ち消すだけの会話(チャット)があったのだと思う。


今回は2人して消えた部屋の中であった”事”には触れないが・・・。

翌日昼前まで部屋に引き篭もったまま、2人で熱い時間を過ごした。



翌日再び同じレストランで食事をし、成田空港に引き返し彼女と別れた。 別れ際、彼女から小さなメモを手渡された。

そのメモには彼女の電話番号と「また、逢いたいです」のメッセージが・・・。



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一期一会という言葉があるけど、1度キリの出逢いだからこそ、後々までその想い出が色濃く残るのではないだろうか。


その後も暫らくはそのチャットルームを訪れ、何度か彼女のHN "hana"を見かけたが、ハンドルネームを替えていた俺に彼女が気付くはずも無く・・・やがてそのチャットルームを訪れることは無くなった。

BBS(ホヤホヤ)


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