日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2003年10月01日(水) Safe Sex Report Vol.1 (副題:大勢とエッチするヒト必見)

<STDに関する情報・その1淋病編>

最近1995年以降に多く発症が報告されているSTD(性感染症)にクラミジア(非淋菌性)があるが、淋菌感染も再び増えてきている。しかも最近の淋菌感染の傾向としてその症状が解り難くなっていること、薬に抵抗する淋菌が増えていること、咽頭感染が多くなっていることが挙げられる。
 
淋病とは、グラム陰性球菌に属する淋菌によって起こる細菌感染症であり乾燥、高温、低温に弱く、ヒトの体外では長時間生存できない。つまり間接感染する可能性は非常に少なく、その殆どが直接感染によるものである。
感染とは淋菌が粘膜上皮に着床することを指し男性は尿道から、女性は子宮口を主な感染経路とする。


●感染経路

経路として一番多いのは、性交による男性のチンチン”尿道”から女性のオマンコ”子宮頸管”(またはその逆)への感染であり、オーラルセックスによる男性の尿道から女性の咽頭(またはその逆つまり女性器から男性の咽頭)への感染もある。また、アナルセックスにおいて感染する場合もある。

淋病に感染した女性の内10%以上は咽頭にも淋菌が存在し、男性の同性愛者においても咽頭感染は20%以上あると報告されている。

フェラチオにより咽頭感染する場合も多く本番無しの風俗でも感染する事があり、風俗娘などは、オマンコは感染していなくても咽頭に保菌している場合がある。このような場合、経口検査をしない泌尿器科では発見されない事が多く、2次感染の原因となりやすい。


●潜伏期間

期間は早くて12時間、平均で3〜5日長くて10日程度と考えられているが個人差がある。また、男性が感染した場合は自覚症状が顕著だが女性が感染した場合、その症状も乏しく自覚しないことが多い。(これは、クラミジアも同様)


●症状

男性の場合 : 尿道炎による排尿痛(初期段階ではカユミ等)、尿道が赤く腫れ、尿道口から黄〜白色の膿性尿道分泌物。精巣上体炎による発熱・陰嚢腫大や疼痛。その他、咽頭炎、自覚症状のない直腸炎や結膜炎。
さらに感染が広がると「前立腺炎」や「副睾丸炎」をおこす。

女性の場合 : 子宮頚管炎(しきゅうけいかんえん)を起こす事により、陰部の不快感や濃い黄色い帯下(おりもの)が外子宮口付近に認められる場合があるが自覚症状の無い(無症候性感染)割合が50〜70%と多い。
自覚症状が無いためそのまま放置され、男性への感染源になることが多い。

帯下(おりもの)や排尿痛は、そのまま放置していると1〜2ケ月で症状が軽くなるが、これは淋菌が尿道粘膜や頚管粘膜の奥の方(膣→子宮→卵管→骨盤内)へと侵攻しただけでありやがて感染が広がり慢性化すると「膣炎」や「子宮頸管炎」に、さらには「子宮内膜炎」や「卵管炎」(卵管狭窄や卵管閉鎖)なども引き起こし不妊症や子宮外妊娠の原因にさえなる。
また、感染したまま妊娠・分娩すると産道を通る時に感染した赤ちゃんが「淋菌性結膜炎」を起こし失明すこともある。

アナルセックスによって淋菌性直腸炎をおこす場合もあるが、自覚症状が無いことが多く、女性の場合、膣外に流出した淋菌を含む帯下(おりもの)が、肛門を経由して腸内に波及することもある。直腸感染が男性の淋菌感染者、あるいはクラミジア感染者ではほとんど認められないのに対して、女性では約半数にその感染が確認されるが、これは女性器の構造によるものと考えられている。

(淋菌は性器以外のところにも感染し、オーラルセックスによりノドに感染すると、ノドの腫れや痛み。また感染者の手についた菌が目に付着すると「結膜炎」を起こし、かゆみや目ヤニ増加の原因になる)


危険因子としては保菌者との接触、複数パートナーとの性行為、男性同性愛、オーラルセックスである。その発生は1,000人に3人の割合とも言われ、年齢分布は男女とも性活動の活発な10代後半から20代前半にピークがある。

 
●治療

治療薬はペニシリンだが、近年ペニシリン系抗生物質に耐性(抵抗)を有する菌が増加しており年々治り難くなっている。
このほかセフィキシムなどのセフェム系抗生物質やアミノグリコシド系抗生物質なども使用される。(ニューキノロン系は、近年耐性菌が増加している)

治療開始後3日経過しも症状が改善しない場合、耐性菌の可能性もあるので抗生物質を代えてみる必要がある。耐性菌は、生き残った菌から生じるため治療後の再検査も必要である。

クラミジアとの2重感染の場合も多く、クラミジア検査も同時に行うことが望ましい。(淋病に効く薬は、クラミジアのような非淋菌性に無効である)

また、男性と比べて女性は治療が困難であるといわれ、投薬量は男性の2倍必要であるとされる。 




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これも修行の一環として書きました。(笑

ps: 一番心配なのは、女性が感染したことに気付かず”症状が軽くなった”からといってそのまま放置するケースが多い事です。
当然男の自己管理も重要です、菌やウィルスに敏感なのはオマンコよりチンチンの方なんですから。

○予防方法や2次感染による被害を拡大させない方法はあるんだし、皆で気を付けて楽しく安全なエッチをしたいですよね。


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