井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2004年09月11日(土) そんな鼻高くなくてもええわ!

そんな鼻しまえ!しばくぞ!と奈良のヒップホップ騒音おばさん風にこんにちは井ノ本です。
あの3.3.7のリズムはすごいですねほんと
もうネットではコラージュとかflashとか着うたとか出回りまくってるみたいですけどあのリズム感は不思議です
本人は真剣なんだろうけど繰り返してるうちにいつのまにかグルーヴが生まれてしまったのでしょうか
まるでええじゃないかのようだ
おいといて

今日はおそろしい話です
身の毛もよだつ話です
それはあの広告
そう日本リーバ「レセナ」の新製品。

レセナというのは制汗スプレーです。
スプレーの出てくる穴が3つになってなんか改良されたそうで、
その3つ穴をアピールする広告を雑誌や中吊りでやってます。
それがすごいんですよもう!
キャッチコピーが「三つ穴は鼻が高いわ」っていうので、
モデルさんがアオリ気味にこっちを見て鼻の穴が見える状態になってます。
それはいいんだけど、
その鼻の穴の上にですね、

三つ目の鼻の穴があるんですよ!

超こわい超グロい。
初めて雑誌でみたとき「ギャッ」と楳図かずお漫画のあの毛の生えた文字で叫んで楳図キャラの顔で飛び退ってしまいましたよ。
おかあさまっ!みてっ!!この雑誌がっ!!
もうすごいきもちわるい。
すんんごいキモチワルイ。
インパクトは確かにあるんですけど、これでいいのだろうか、ましてや日用品なのに、身に直接つけるものなのに。。
いやー!

何を狙ってこういう広告にしたかは知りませんが、少なくともこれ、認知は上がっても購入につながるかというと疑問。
前衛アートとかならまだしも、広告で人間が生理的に嫌だと思うようなことをしてはなあ…
いくらインパクトがあったって、黒板をひっかく音をCMでは流さないのと同じだと思うんだけどナー。
あってはおかしい場所に穴があるって相当こわいよ、ほんとに。
なんか広告代理店と担当者の頭の中でだけ考えた広告って感じがします。
インパクト大です!とかなんとかいってる広告代理店と、斬新でいいかもね!とかいってる担当者が頭に浮かぶ。
いかにも「斬新なアイディアでしょう?」といわんばかりでやな感じ。
斬新だからってやっていいことと悪いことがあるわい。
きみたち小林製薬の広告制作担当部署に修行にいっといで!
という感じです。

井ノ本はいまだにこじゃれたアイディアだけで勝負しようとしてる広告が好かんです


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ちなみに、レセナというのは日本だけのネーミングのようですね。
海外ではRexona(レクソナ)みたい。
http://www.unileverceylon.com/UL/rexona/

響きが女性向け日用品には適さないということみたいですけど、
だったら全方位的に不適切な嫌悪感を催す広告はどうなのよー
(むかついてリーバのサイトにいったのに広告がアップされてなくてさらにむかついている)

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