井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2004年09月07日(火) 山手線内の液晶広告を見ていると

切なくなる井ノ本です
やっと買ったStereophonicsの新譜を聞きながらせつなさをかみしめます
アーイドーントノーウホェアウィーアーゴーイングナーーウ
いや山手線に乗ってる限り同じとこをループするんですけど

山手線内の液晶広告は微妙なCMが多いです
それはそれでよいですそれなりに楽しめますしかしえーとあれだあれだけはいかん
それはダイエット食品の広告

ダイエットは永遠のテーマです
かくいうわたしもダイエットをしなければと思うあまりに「明日からがんばるぞ!」とモリモリ食べてしまい
ただの健康じゃねえか
わたしはさておき世の女性はみなやせたいのですきれいになりたいのです
だってそりゃやせてきれいになれば世の中何かと得です
きれいさはある程度資本化できるおまけにそれは努力すれば手に入ると思えばその資本をゲッツしたくなるのも人情。
でもですね、
非常に言いづらいのですが、
ああいうダイエット食品の広告に出てくる女性というのは
なぜか
もれなく
女性のロールモデルとは到底なりえないルックスの方々が登場するのです。
フツーの人ばっかり。
不思議なんだよなああれはあれで。
エステだとわりときれいめな人が多かったりするんだけど。
モニター選びの問題なんだろうか応募者の特性なんだろうか。
まあそれはそれとして
フツーの人が出るのがいけないわけではありません。
みなやせてきれいになった!達成感!という首領パッチなみにハジケた笑顔で幸せそうでよいことです。
しかしそのフツーの人たちが言うコメントを見るとせつなくなるのです
「きれいになったねって言われます!!」
よかったね…
でもそれは
当社比
ってやつなんだよ……
頼むから
「夢だったモデル(女優)(その他女性の憧れ系の仕事)に!」
とか
言わないでくれよ………
せつなくなるじゃないか…………

ダイエットに成功するのはよいことなんですけど、それがすべてなわけじゃないんですよね…
やせる=きれいになる、という図式が間違っている。
やせる=太っていたときより見栄えがするようになる、というだけであって、必ずしもきれいなわけではない。
周囲はやさしい(又は他に言葉をもたないから)きれいだといってはくれるけど。
やせたことに対する高揚感もあって間違えてしまうのかなあ…
なんか、ボタンをかけまちがう最初の瞬間を見てしまったようなやりきれなさが募ります。

あとやっぱり出てる人たちの表情をみてるとちょっとあれです、失礼ながらまた太っちゃいそうな雰囲気の人が多いなあ、と。
このへんは詳しく書くと長いので省きますが、
とりあえず置き換え食品でやせた人というのは維持するのが難しいのですが、
そういうのをわかってるのかなあ、っていう感じの人が多い。
やせたからケーキもステーキも食べられる!みたいな感じに見えてね…
某エステの企画でやせたら映画デビューっていうのがあって、それでデビューするもあっさりリバウンドして引退してしまった青山雛を思い出します。

そういうなんともいえない気分にさせられるようなCMを毎日のように放送する山手線って実はすごいよな、と思います。
もしかしてこれを見せることでげんなりさせて食欲不振→ダイエットってことなんだろうか
もしそうだったらそれはそれですごいな
でもやっぱりできればああいうのは雑誌の巻末でひっそりやっててほしいなあ

井ノ本はあんまりむき出しな欲望というのを見せられても必ずしも購買には結びつかない気がするのですが実際のところどうなんでしょう

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青山雛唯一無二の出演作
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD29838/

タイトルがすごいよ

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