井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2003年09月23日(火) 化粧品にもファミリーセールはありまして

ウィーアー井ノ本ズ!
複数形!?

ついに行ってきました化粧品のファミリーセール。
ウヘホ

世にファミリーセールは数あれどいわゆるアパレル以外のセールにはなかなかお目にかかれません。
化粧品もそのひとつ。
社内販売会みたいな感じで開催されるため一般客は入れないという場合もあるとかないとかないとかあるとか。
どっちなのかにゃー。
わからないわん。

それはともかく化粧品です。
なんで化粧品はセールしないんだろーとずっと思っていました。
マツキヨみたいなドラッグストアが10%〜30%引きで売っていることもありますが対象が限られてます。
そういうんじゃないんだよなー。
ファミリーセールはもっとこう!
気合の入った価格で!
根性入れて!
びしっと!
ワイルドに!
スマートに!
そしてしなやかに!
なにをがんばっているのかわたしは

とまあいろいろ思っていましたが最近とうとう自分がよく買う某ブランドのファミリーセール招待状をゲットしました。
厳密には化粧品メーカーじゃなくてアパレルブランド企業のセールの中にそのブランドの化粧品もおいてあるって感じですが。
やっぱ望めばかないますね。
ちょっと違うか。
まあとにかくゲットしたので行ってきましたよ。

…行くべきじゃなかったかも。

大量に山積みされた化粧品はなーんかうら寂しいのです。
洋服だとそこまで思わないんだけどなあ。
そう思うのは化粧品セール慣れしてないからなのか?
わからぬ。
わからぬぞ。
わからぬがこの雨後のタケノコのよーな客の山はなんじゃ!
なんじゃごるぁ!

このブランドはメーキャップ物を近々リニューアルしパッケージを一新するそうで、
現行品がほとんどすべて出ています。
しかも値段がなにかの間違いのように。
5800円のプレストパウダーが2000円とか。
3000円の単色シャドウが2個で1500円とか。
なんかもう頭がくらくらしてきます。
つい先週買ったばかりのものがあります。
もう涙で前が見えません。
うなだれるわたしの脇で大声でしゃべっているおねえちゃんがふたり。
聞きたくもないのにまるぎこえの会話。
見ればつい最近わたしが買ったものを指差して。
「これさーちょっといいかもとか思ってたんだけどチョー高いんだよねーでもこの値段なら買ってやってもいいかなとか思わない?」
………頼む。
なにを思ったっていい。
でも頼むからもうすこし小さな声で話してくれないか…
なぜだろう前が見えません。
追い討ちをかけるようにもうひとりのおねえちゃんが畳み掛けます。
「ほんとだよねーこんなん定価で買うひとの気がしれなーい」
………………。
もう何も見えません。
その脇でサンプル蔵出し大セールをしています。
カウンターでもらえるアレ。
1個100円とかそんなような値段がついています。
もっと安かったかもしれません。
でもわからないのです。
だってそこに群がるおばちゃんたちのおかげで値札はとうてい見えず…
うなだれるわたしを突き飛ばすおばちゃんやおねえちゃんたち。
もうなにをどうしたらいいのやら。

”自分がよく買いにいく”メーカーのセールはいくべきじゃないって言ったほうがいいのかもしれませんが。
うーむ。
ちゃんと美容部員さんに相談して選んでもらって定価で買ったほうがいいなあわたしは…
化粧品が好きすぎるんだなきっと…
だから叩き売られているのを見るとかなしいんだなきっと…

とか言ってるくせに帰りにはしっかり買ったものを収めた紙袋を手にしているわたくしでした。
だって顔なじみの美容部員さんがセール応援に来ててつかまっちゃったんだも…
セールなもんだから「ちょっとお値段張りますね」とか言って断れないんだも…

やっぱだめだ自分がよく買うメーカーのセールは。
今度は普段あまり買わないメーカーのセールに行ってみようかな…
はっ!もしかしてこのようにしてさっきセールで見かけたおねえちゃんたちは生まれていくんだろうか…

なんつーかいろいろ奥深いのですが今日はとりあえずこのへんで。
眠いのです。

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