ESSAY
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2001年09月07日(金) がんばれ若造!

私の会社の隣の席のオダ君(仮名)は、若干ハタチである。
しかし、彼は今日、お父さんになっているかもしれない…。



今ハヤリのできちゃった婚で、奥様は18歳。
うふ〜♪見ますぅ〜? と頼みもしないのにプリクラを見せてくる。
まぁ、イマドキの子だなって感じ。かわいいけど頭悪そう(失礼)。



数日前。
『オダさん、もうすぐ子供生まれるね〜。楽しみだね』
『そうなんですよ』
なんて会話をしていたのだが、昼休み、私がランチ食べているとき

『DAIさん! 陣痛が10分おきにきてるらしいんですよ! もうすぐ
なんですかね? どうなんですか?』
と息せき切って話し掛けてきた。


……あのねぇ、あたしゃ年食ってるけど経産婦じゃないのでわからないよ!
               (↑年食ってるだけ余分か…)



彼はいても立ってもいられないらしく、こっそり厨房室で電話していた。



『DAIさん、奥さんが電話に出てくれないんですよー(半泣)』
『じゃあ、病院に向かったんじゃないの?』
『そんなことないです。病院に行く前に電話してくれるって言ってたし!』
  ……経産婦じゃないのでわからないのですが(しつこい)、陣痛が起きて
  もうすぐ生まれる〜ってせっぱつまった状態で、のんきに電話できるのかしらん




数時間後。
『電話こないってことは、大丈夫なんでしょうかね?』
隣の席なので、彼の心配度は時間とともにメーターがあがってることが
よくわかる。

むむ? この雰囲気、NHK『ちゅらさん』の恵文のようだ(笑)。←ヒトゴト

『どうなんだろうねぇ。もう一度電話してみたら?』


というセリフに、待ってましたとばかり厨房室に…。



『どうだった?』
『なんかねー、陣痛治まっちゃったみたいで、平気でした♪』
--------------あんたさっき10分間隔とかって言わなかった?
          それって治まるもんなの?
いやー、よかったよかった、と仕事を始めるオダ君。
……って、よかった♪ と言ってる場合なのか?(ヒトゴトなのに心配になってきた)

『もうすぐなのかねぇ。明日かもね。オダ君明日休みだったよね?』
『はい、でも、免許更新に行かないと

-------------はい?


『あ、そうだDAIさん、免許更新したことあります?』
『あるけど。違反してなかったら短時間だよ。違反してたらビデオ鑑賞30分ぐらい』
『え? 違反したことあるんですか?』

うるさいッ (`Д´)

『必要なものは、ハンコと、お金と写真、だったかな』
『え? お金いるんですか?』
『そうだよ。案内状みたいなもの、もらわなかった?』
『なくしちゃったみたいなんですよ。どこにも見当たらなくって』
『んーーー。3000円〜5000円ぐらいだったような。なんちゃら安全協会に
寄付してくれって言われるけど、あれは無視していいから3000円ぐらいかな』

(警察OBの天下りの給料の源泉といわれてる協会には払いません!)

『げ! そんなに払うんですか! じゃあ僕だめかも…』

そうだった。こいつは彼女に小遣いと、彼女の親と自分の親に金を渡していて
自分の小遣いはほんのわずかだった(入社半年だしな)。

『明日って、土曜日だったよね。警察やってるのかなぁ。あと、ビデオも
たしか時間があったような』
『まじっすか!?』
『警察に電話して聞いてみたら?』
多分、ぼくの親が聞いてくれてると思うから大丈夫です

------------- 大丈夫か? いや、君が;;;
          ほら、いろんな意味で。
          それに、さっき陣痛の話したとき、『お母さんに聞いたら?』と言ったら
          『今日は仕事でいません』って答えてたじゃん。

『??? そういえば、オダ君、免許持ってたっけ?』
『はい、原付を!(ニコヤカ〜)

あ、ちょっと私いま膝崩れたかも…。



あれ? ちょっと待って。先週誕生日の話をしたような…

『オダ君、誕生日終わってなかった?』
『そうなんですよ、終わっちゃってるんです


























ヒトゴトながら、君の子供が心配だ

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