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2008年03月27日(木) どんどん妄想バトン。お題「L」。

『どんどん妄想バトン』
指定されたキャラについて答えて下さい。
・指定キャラ:L

海野さんにいただきました。どうもです!!!
えっと、こないだあるサイトさんで、バトンを小話風にして答える、ってのがあって面白かったので、ちょっと真似してみたいと思います。
お題がLなので、まっつーとえるで行きたいと思います。へへ。
★がお題です。んで、1行空けて、回答である小話です(小話部分は続いています)
では、へたくそな文章で申し訳ないですが、もしよかったら読んでみてくださいな。



★ある日『L』が家の庭に生えていたらどうする?

「あ、あれは…竜崎?なんで?」
一人暮らしの小さなアパート。松田がいつものように起き出して窓を開けると、見慣れたはずの風景に、あるはずのないものを見つけた。
二階の自分の部屋から見えたそれは、竜崎こと、Lの頭部。
それはまるで、アパート脇のちょっとした花壇の部分に生えているようで。
松田は、外に出て確認することにした。


★『L』が自力で家の庭から出てきました。すると上半身はおろか下半身まで裸でした。どうする?

恐る恐るその位置へ近付いていくと、そこへ到達するまえに、Lは自ら土の中から出てきた。
松田は腰を抜かす勢いで驚く。Lはいつもと変わらない冷静な調子でこちらをゆっくり見る。
「松田さん、遅いですよ」
体についた泥をパタパタと払うL。その姿は上から下まで何も身に付けていない。つまりは素っ裸。
「りゅ、りゅうざき!!!何してるんですか!それに、なんで裸なんですか〜」
なぜか顔を真っ赤にした松田は、慌てて、自分の着ていたジャージを脱ぐと、ほっそりしたLの体を抱きしめるようにジャージで包む。
「松田さん、顔が真っ赤ですよ」
「りゅ、竜崎がこんな格好してるから、びっくりして…」
驚いただけではない理由があるはずだけど、あえてここは言わない。
「いえ、野菜ってこういう気持ちかな…と…」
「訳わからないですよ、竜崎」
「まあ、捜査の一環です」
「なんの捜査なんですか!!」
「秘密です」
Lは、人さし指を口の前に当てると、クスっと少しだけ笑った。
全くこの人は、どこまで冗談でどこから本心なのか全くわからない。


★服を着せた『L』が家の中に上がらせてほしいと言ってきました。どうする?

「とりあえず、家に入れてください」
訳のわからない松田に、Lはマイペースに告げる。
「えっ…。ど、どうぞ…」
「松田さんの部屋は二階ですね」
と、いうと、Lは松田よりも先に、アパートの質素な階段を登って行く。
表札のついている部屋を勝手に開け、品定めをするように部屋を見回すと、お世辞にも片付いてるとはいえないその部屋の万年床に、いつもの膝を抱える座り方で陣取った。
後から着いてきた松田もその近くに座る。なぜか正座で。
「…松田さんらしい部屋ですね。落ち着きのない感じです」
松田は、その言葉はどういう意味なんだろう、と思いつつ、ひきつった笑みを浮かべた。


★『L』はお腹すいたので何か作ってくれと言いました。何を作る?

「松田さん…。一晩中埋まっていたら、お腹が空いてしまいました。申し訳ありませんが、何か用意していただけませんか?」
泥だらけのLを拭いていた手を止め、松田は聞き返した。
「…えっ、一晩中?…埋まってた?」
「はい」
「…何のために?」
松田は恐る恐る聞いた。とんでもない答えが出てきたらどうしようか、と思っていた。松田のそんな様子にはお構い無しに、Lは何でもないように答える。
「松田さんを監視していました」
「え?」
「松田さんの私生活を」
「えっ???」
松田は固まった。Lはニヤリと笑って続ける。
「…私、松田さんに興味があるんです」
「ええええええええっっっ?????」
松田はのけぞった。Lは相変わらずの姿勢のまま。
「…松田さん、また真っ赤になってますよ?」
「りゅ、竜崎、それってどういう…」
松田はただ金魚のように口をパクパクさせた。
「冗談です」
Lはその表情はあまり変わらないが、なんだか楽しそうだった。
「も、もう、からかわないでくださいよ!ほら、体拭き終わりましたから!」
松田はなんとなく都合が悪くなり、話を打ち切るように台所に向かった。
半分怒りながらも、それでも律儀にLの好みそうなものを探し、あちこちの扉を開けてみる。しかし、ろくに料理などしないせいで、食べ物など買い置きもしていない。
「とりあえずコーヒーでも…」
と、お湯を沸かす。見つけたのは、インスタントコーヒーと、いくつか残っていた角砂糖。
やかんから沸き出る湯気を見ながら、自分の置かれた状況を考える。
「まったく、竜崎はなんで…」
『松田さんに興味があるんです』
その言葉に、一瞬でも胸が高鳴った自分に腹が立った。
しかも、さっきからLの体を拭いたりと異常にスキンシップしているせいで、なんだか変な気持ちにさえなっているのも否めなくて。
「まったく竜崎は…。僕のこと、なんだと思ってるんだろう」
一人呟き、向こうの部屋にいるLをちらりと見遣るが、その真意は全く読み取れない。
インスタントコーヒーを質素なカップに適当な量入れると、お湯を注いだ。
「…竜崎、こんなものしかなくって」
「かまいません。ありがとうございます」
Lは全ての角砂糖をカップに放り込むと、スプーンでゆっくりかき回す。
「…こういうのもいいものですね」
松田はLの言葉の意味を読み取れずに、Lの顔を見つめる。
「いただきます」
砂糖の溶け切らないコーヒーを飲むその表情が、少し笑んだ気がした。


★お腹いっぱいになった『L』。少し眠りたいと言ってきました。どうする?

「竜崎、ほんとにどうしてここに?」
「…では、本当の事を言っていいですか」
「言ってください!すごい気になります!」
「…気が付いたら、ここに埋まってたんです」
「は?」
「何ででしょう…。自分でもわからないんです。松田さんのことを考えていたからでしょうか」
松田は、そのLの表情が、いつになく優しくて、自分の鼓動が早くなるのを感じていた。
「たぶん今の私は、松田さんにしか見えないんですよ」
「え?」
「昨日の晩からあそこに生えていたので、松田さんに見つけられるまで、もちろん他の人も通りました。けれども、皆、素通りしていくだけで…誰も私に気付かなかったんです」
「………」
「松田さんがみつけてくださってよかったです」
「竜崎…」
それが本当なのかどうなのかよくわからなかったけど、そのLはいじらしく見えて。松田はもうそれ以上、追求してはいけないような気がした。
「そんな訳で、私、ちょっと疲れました。…少し、眠ってもいいでしょうか?」
と言うと、Lは松田の肩に頭をのせ、目を閉じた。
思いがけない重みに硬直する松田を余所に、静かに寝息をたてるL。
その姿を見ているうちに、さっきまでの驚きがだんだん静まり、心が落ち着いてきた松田は、Lの顔をそっと見る。なんだか穏やかで。
「子供みたいだな…」
世界のLに対して、そういう感情を持っていいのかと少し悩んだが、今はこのままの感情に従うことにしよう。
松田は、Lの頭をそっと撫でた。


★ぐっすりと眠っている『L』。どんな寝言を言ってると思う?

「松田さん…」
「え?」
「ケーキがいいです…」
…何の夢を見てるんだろう。そうだ、Lが目覚めたら、あの店のケーキを一緒に食べに行こうか。テレビで見たあの店。
「ワタリ…」
あ、あれっ?


★やっと起きた『L』は寝ぼけているのか貴方に抱きついてきました。どうする?

やっぱり僕、ワタリには勝てないか…と、ちょっと落ち込んでいたら、Lにいきなり抱き締められて、驚く。
「りゅ、竜崎…」
松田は迷ったあげく、Lを抱きしめ返した。
(もうこの際、ワタリと間違えられてるんでもいいや…)
Lははっと目を覚まし、大きな目をさらに大きくして松田を見つめた。


★『L』は寝ぼけて抱きついてしまったお詫びに何でも言うことを一つ聞いてくれるそうです。どうする?

「すみません…。私、寝ぼけていたみたいで…」
「…いえ、別にいいですよ…」
僕も嬉しかったし…とは言えない松田。そして、その自分の感情にちょっと戸惑う。
「おわびに、何でも松田さんの言う事聞きますよ」
「え?何でも、ですか?」
Lの言葉に少し考え、ぱっと顔を明るくして松田は答える。
「だったら竜崎、一緒に遊びに行きませんか?」
「遊びに、ですか?」
「デート…というか。あああ、すいませんっ。男同士で…変ですよね」
松田は、思いがけずに出てしまった自分の言葉にバツが悪そうにえへへと笑う。
「…いいですよ。デート、しましょう」
「本当ですか?」
「ええ、かまいませんよ。相手が私でいいのでしたら」
『竜崎がいいんですっ!』と力いっぱい言いそうなところを押さえた。その言葉は、なんだかまだ早すぎる気がしたのだ。この感情は、まだゆっくり育てたかった。
松田は、息を整え、少し冷静に言葉を出してみる。
「…美味しいと評判のケーキ屋さんがあるんですよ」
Lの目が輝く。
「へえ、それは楽しみです」
松田は、Lの喜んだ顔を見て見たいと思っていた。


★『L』はそろそろ戻らなくてはなりません。最後に一言何と残したと思う?

ケーキ屋。そして遊園地。いろいろ考えられるところを回る。
Lは思った通り、あるだけのスイーツを食べられるだけ食べ、時には、普通の人には当たり前で、Lには当たり前ではない平凡な日常を、珍しそうに見ていた。
「皆さん楽しそうですね…」
「竜崎は、どうですか?」
「はい、楽しいです」
珍しく素直なLの手には、たくさんのお菓子が握られていて。松田は、それを見ているだけで、なんだか嬉しかった。
「松田さん、私、明日も来たいです」
「でも、仕事もありますからねー。あ、でも竜崎が来たいのなら、時間を見つけて…」
「無理ですよ。言ってみただけです。今日は特別です」
「そうですよね…」
「でも、明日が無理でも、明後日でも、もっと先でも…。そうやって、考えていられるのは、幸せなことです」
そのLの言葉と姿は、なぜか松田の心に焼き付いた。
そして、すっかり日が暮れてしまい、Lはそろそろ帰らなければいけないと言う。
「…松田さん、では、また明日」
「はい」
「…美味しかったですよ。楽しかったですし」
夕日に染まるLの顔が、少し寂しそうで。松田は思わずLの手を握った。
「…もう帰らなければ、ワタリに怒られます」
「…そうですよね。ええと…。そうだ、送りますよ!」
少しでもLといる時間を伸ばしたくて、松田は理由を探していた。
「いえ、ここでいいです」
Lの言葉に、少しの沈黙。それを破ったのは、祈るような松田の声。
「…明日も、会えますよね?」
「はい」
Lは穏やかに答え、握った手は自然に離された。
「松田さん…、お世話になりました。…あ、あと、部屋はもう少し綺麗にした方がいいですよ」
「えっ。は、はい…」
やはりキビしい事は言われるんだなあ…と松田は苦笑いを浮かべる。
「私のスペース、空けておいてください」
「え、それって…」
「松田さんの部屋、松田さんぽくて、なんだか和みます」
Lはそっと片手を上げて挨拶すると、そのまま夕日の方向へ歩いて行く。
「また、来てくださいね!いつでも待ってますから!」
松田は、小さくなっていく姿を見送り、そして呟いた。
「また明日、竜崎」





★お疲れ様でした。最後に6人の人の家の庭に指定キャラを埋めて下さい

えーと…。ちょっと趣向を変えてみたのですが、無駄に長くてつまらなかったっすよね…。
書いてた自分は楽しかったんすけどね!!!(苦笑)
バトンパスですが、前回と同じで、スルーされると凹むタチなので、ここで終わらせといてください。
海野さん、ありがとうございましたー!!!


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