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2005年06月09日(木) ロックの日。弘前で宮本さんに会う。

弘前Mag-netに行った。
地元バンド「CREEPS」と「S.P.N POWER」という
2つのバンド主催のイベントに、エレカシがゲスト出演するのだ。
しばらく前から体調がすぐれなかったので、
前日はネットも控え、午後5時頃から寝て。
ちょっと起きて夕飯食べて、またすぐ寝て。
そんな感じで、半ば無理矢理体調を整えながら待った。

仕事を少し早退して、特急で弘前に向かう。
(別に、普通電車でも間に合ったんだけど、ちょっとだけの贅沢さ)
車窓には田んぼやりんご畑が広がる。ほのぼのした光景。
ちょっと曇りがちだが、今日は暑い。どうやら夏日だったようだ。
こんな所ではエレカシはどんな曲を演ってくれるのかなーなどと思いながら
アイスコーヒーとクッキーを食しつつ、ぼんやり。

40分程で弘前市に着いて、街中をめぐる100円バスで会場近くまで。
降りて、さて会場に向かうぞ!と思った時。
地図をネットからプリントアウトしたくせに忘れてきたことに気付く。
ばかだ。あいかわらずなんか失敗しないとすまないんだな、俺は。
と思いつつ、地図を見た記憶でなんとか歩く。
途中、宮本はこういうとこ好きそうだなー、と思う風景をいくつか確認する。
ちなみに、俺は高校が弘前なので。
まあ、毎日通ってたわけではないけど、それなりには分かる。
弘前市は青森市と違って城下町だ。歴史がある。
だから、古くてステキなものが多いのだろう。
個人的にも、青森に住みつづけるならこの街がいいなあ、と思っていた時もある。
坂道などをしばらく歩き、会場をなんとか見つける。思ったより小さい。
駐車場に品川ナンバーの車を見つけ「よしっ。大丈夫。来てる」とガッツポーズ。
開場まで時間があるので、近辺をしばらくうろうろすることにする。

今回のツアーでは、宮本が始まる直前まで観光して歩いているらしい、
という噂を聞いていたので、自分も歩く。
でも何のあてもないので適当に。
しばらく歩いても遭遇できない。まあそりゃそうだろう。
ま、いいや、好きなように歩くかな。と思いつつ、ふと曲がったら。
向こうから黒い人が。いや、全身黒づくめの細い男の人が。
こちらに向かって歩いてくる。
あ、あれっ???あ、あれは!!!!もしかして!!!!!
と、瞬間的に近くの駐車場の看板の後ろに隠れる。
でかくて黒いカバンを持ったひとが。ゆったりとした足取りで。
古い建物の前で立ち止まり、説明の看板を読んでいる。
うおっっっっっ!!!!!
宮本さんだああああああっっっ!!!
わー。ワンレンだー。わんれんー。ほーそーいー。
でも、けっこう、せが、おおきいんだなー。
とか、思考がひらがなになりつつ尾行。声かける勇気なし。
他に人はほとんどいない。すれ違った女の人が何回か振り向いてはいたけれど、
特に気付かれて大騒ぎとかもない。
20メートルばっかり離れて、しばらく着いて歩いていたら、
なんとまあ、ここ好きそうだなー、と思っていた所に
面白いように寄ってくださる。うーん、ほんとうに古いもの好きなんだなー。
時には古い建物の前の石に座り、持参したらしき本を開いて見比べた後、
ゆったりとその建物を眺めたり。
そこらの小公園で一服されたり。
しばらくしたら、これも好きそうだなあ、と目を付けていた
古本屋に立ち寄られたので、そこで尾行も終了。
あんまり追っ掛けて不快な思いをさせてしまうのも嫌なので、
先に会場に行ってます。待ってます!と念を送りつつ、そっと会場へ向かう。
その古本屋を通り過ぎる時、ちらっと中を見たら、
とても真剣な面もちで本棚を見つめていらっしゃった。
もみあげがステキだった。

会場は、映画館を改装して作られたらしく、
古いんだけど魅力的な建物だった。天井が高い。
手作りのイベントということで、バンドの人がスタッフもやったりしていて。
とても雰囲気のいいイベントだった。

最初はS.P.N POWER。
手ぬぐいを漁師のように頭に巻いたお兄ちゃんがボーカルで。
音楽はなんとなく、「B-DASH」みたいだなあ、と思った。
や、あんまりB-DASHも聴いたことないけど。
パンクっぽいというか。
でも結構好きだった。
ちなみに「ロック(69)の日」とはこの人たちの言葉。

2番目のバンドの準備途中。
セッティングが長いなあ、と思っていたら、
丸坊主のひとが出てきて。
ギターのところへ向かい、音を確かめている。
石くんだ。
あまりに自然に出てきたから、わからなかった。
その後、トミと成ちゃんも出てきて自ら楽器のチェック。
観客も、拍手のタイミングを逃していた。俺も含めて。
こういうのは初めて見た。なんだかびっくりというか。
舞台の袖に入るまで、ぼーっと見送ってしまった。

そしてしばらく経ち。
2番目のバンド。エレカシは出てきた。
宮本は、白シャツに着替えていた。
そして、髪がいつものように乱れていて、ふと、
さっき歩いてた時はさらさらだったのになあと不思議に思った。
わざと乱してくるのかなあ。それが気合いなのかなあ。

エレカシのセットリストは。

1.すまねえ魂
2.デーデ
3.悲しみの果て
4.今宵の月のように
5.昔の侍
6.新曲(流れ星のような人生)
7.果てしなき日々
8.奴隷天国
9.星の降るような夜に

だったと思う。
でも俺、正直、記憶力悪いので間違ってるかもです。
この曲たちはやったはずだけど、順番が微妙に違ってたりとか…。
ごめんなさい。
どっかでいいリスト書いてくれてるひとがいるといいんだけど…。

内容はとてもなごやかな感じで。
いい感じにこなれているというか。余裕があった。
個人的には、昔の侍がいちばんよかったなあ。いちばん情感が込もってた気がして。
宮本さんは弘前城も見学してきたようだ。その後だから、なのかなあ。
城といえば、侍だから。
あー、でもみんな、どの曲もよかったよ。
後ろの男子が、「やばいよ、はじけてるよ」ってなんとなく嬉しそうに言っていた。
「エレカシ」って胸に書いてあるTシャツを着た男子には何回か激突された。
なんかとにかく。盛り上がった。
宮本は途中、
「空気がいいから、歩いても疲れないんだよね。
 あの…博物館があったんですが。
 非常にこじんまりとした。そこに寄ってねえ。楽しかったですよ」
というようなことを。あと、弘前城については。
「表面はいいんだけど、裏は非常に質素で…。
 江戸城に比べると…まあ、そんなことどうでもいいんですけどね」
それを聞いて、そりゃ、江戸に比べりゃねえ…。
何しろお江戸だもの。仕方ないよなあ。と思ったり。
宮本の言ったことを総合すると、ちっこい町だなー。ってことだよね?
って思った。まあ、田舎だからなー。
でも、俺、個人的には弘前を気に入ってくれたんじゃないかなあ、って思った。
だって、雰囲気がリラックスモードだったもの。
もしそうなら、嬉しい。
そんな感じのライブで。
でも石くんの、ガニ股で腰を低くしつつ、
般若のような顔でギターを弾くのはどうなんだろう、と思った。
曲に関わらず、見ると笑ってしまうんだけど。
しかし、昔の、それこそヒットした曲。今演るとものすごくがっちりしていて。良かった。
「悲しみの果て」や「今宵の月のように」では会場が揺れた。
宮本の噴き出す汗も見えた。
なんか見て、あー、俺が好きになった頃のエレカシみたいだー。なんて思ったり。
「悲しみの果て」を聴いた時は。当時(96年の夏)もワンレンだったし。
成ちゃんの目がかっこよかったなあ。なんつーか、アイコンタクト取ってるんだよ、宮本と。
それが、どうだ!って感じの目というか。自信に溢れてる感じというか。
あと、トミにむかって宮本が「うん、うん」って頷いたり。
なんかものすごいうまくかみあってるんだね。
宮本が石くんの頭を抱えるように抱いて撫でるシーンもあった。
なんか愛おしそうだった。
しかし、前で見てたせいか音はあんまりよく聞こえなかったので、
新曲の歌詞よく分からず。
札幌ではちょっと後ろで見るといいんだろうな。
そう、ボロボロの男椅子もあったけど、それは今回出番がなく。
宮本に蹴飛ばされただけで引っ込められてしまった。残念。

最後には「CREEPS」が出てきて。
真面目そうな眼鏡で前髪の短いお兄ちゃんがボーカルだった。
こちらは「GOING UNDER GROUND」っぽいかなあ、と。
や、GOING UNDER GROUNDもあんまり聴いたことないんだけど。
いい加減ですみません。あくまで、私の印象です。
甘酸っぱいギターポップ、というか。
なんか流行りそうな気がするんだけどなー。どうなのかなあ。
今、全国をツアーしてるそうだけど、
神戸ではお客さん0人というライブを初めて体験したそうな…。
がんばってほしい。となんとなく思う。

帰り、電車に間に合うか心配だったので、
CREEPSのアンコールを聴かずに帰ることに。すみませんと思いつつ抜ける。
物販ではエレカシのライブCDは「野音 秋」だけ買った。
あと気になったので「S.P.N POWER」のアルバムを。
エレカシのもう一枚は、給料後に買う予定。
そう、それくらい金欠に…(特急に乗らねば買えたんじゃ?という気もしないではないが…)

会場から出る時、品川ナンバーの車が出入口に横付けされていた。
まだエレカシは会場にいるのかな。
もしかすると、最後に出てくるのかも…。と思いながら駅へ。
意外と早く着いたので、アンコールも見てきても大丈夫だったかも、と
ちょっと後悔。
でもまあ、楽しかった。いや、すごく楽しかった。
体調良くなくても、見てた時は気にならなかった。行ってよかった。

しかし、イベントっていいなあ。他のバンドも見れるしね。
まあ、今回のがいい雰囲気のイベントだったから、特にそう思うんだろうな。
また機会があったら他のイベントも見てみたいなあ、と思った。
でも、よく考えたら、初めてエレカシを生で見たのもイベントだったのでした。
ぴあプレゼンツの。サニーディサービスが対バンで。
そのときも宮本さんはワンレンだったのでした。
そんで「GT」を確かやって、けったいな歌だなー、と思ったのでした。
すいません。
でも、すごいかっこよかったんだよ。大きく見えた。
今の宮本さんはその時に似ている。や、似ているって言い方変だけど。なんとなく。

今回、終わりがけに、宮本が
「盛り上がってくれてありがとう。本当に来てよかった」
って言ってくれたのが本当に嬉しくて。
その後、小声で
「呼んでくれてありがとう」
って言って。それは、かなり前にいたひとじゃないと
聞こえなかったかもしれないけど。俺は聞いた。
ちょっと後ろを向きつつ、あ、これも言わなきゃ。って感じで言っていた。
でも、ほんとに、「来てよかった」、って言葉は。
弘前は直前に発表されたこともあって、もしかすると
来ないという選択もあったのかもしれないけど、それでも来てくれて。
とても、嬉しかったんだ。
最後、宮本は何回も投げキッスをして去っていった。

今回のイベントは、よかった。
ワンマンもいいんだけど、イベントは、凝縮されてるっていうか。
どっちも良さがあるので、どっちも観れるのがいちばんいいなあ。

さあ、次は札幌ー。今度はワンマンー。
と、思いつつ、ひとつ心配ごとが。
今、札幌って「YOSAKOI」やってるんだよね。
あの、団体で踊るやつ。創作ダンス?になるのかな。
盲点だったよ…。電車の切符取れるだろうか…。


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