煙突の上で。君を抱きしめる。時は過ぎる。朝が近付いて。「夜になったら起こしてよ」俺は言った。そして目を閉じる。君はしなやかなしっぽをくゆらせ、「わかった」と言った。君の肉体は、朝の光と共に消える。ほわんと。夜まで、さよなら。朝には、別な顔をして出かけるからね。記憶はしまわれて。夜になったら、煙をくゆらせ、君と逢い引きしよう。