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2004年12月12日(日) 12/12。

九段会館。洋館。千代田区役所の隣。
近くに見える武道館に負けない気品を漂わせて建つ。
今日はここでカーネーションのライブ。

昨日ギャルゲーをやりすぎたせいで、今日は昼過ぎまで起きられなかったので、
着いたのは時間ギリギリ。あわてて列に並び、並んで中へ入る。
今回は料金が9000円で、普段のライブハウスの時より2倍以上高い。
そのせいかプレミアムグッズが付くらしい。
入り口でロゴの入ったタオルとCDをもらう。

座席番号が、ぬ列だったので、
「あかさたな…結構後ろの方だろうな」と思って探したら、
ここの並びは前から「いろはにほへと…」で。
10列目だった。しかもほぼ真ん中。
うっほー!!と喜ぶ。
しばらくすると開演。ジー、と。劇場の音だ。雰囲気にあっている。

3人が出てくる。拍手が起こる。みんな立つ。
左がベースの大田さんで。真ん中がドラムの矢部さん。右がボーカル&ギターの直枝さん。
3人が被ることなく並ぶ。ドーン!と。俺達を見ろ!とのごとく。
男気を感じた。
1曲目から涙が出そうになる。
やっぱこの人達の音が好きだ。んで直枝さんの声が好きだ。

新旧取り混ぜて3曲ほどやった後、
「どうも、カーネーションです」
という挨拶が。
「今回は憧れの九段会館でやれるということで。
 ここは次元が違うというか…。流れている物が違う気がするというか」
みたいなことを言っていた。そしていろいろな人が演っているらしく、
「九段会館にはロックの神様が住んでいると思います」と。
そして、その神様を味方につけてしまえということらしい。
直枝さんのMCはほのぼのしていて楽しい。それでいて、穏やかで誠実で。
なんというか。自然体だよなあ、と。
(でも、今回はどちらかというと「ですます調」になっていたので、
 もしかするとすこし緊張していたのかもしれないな)

「GONG SHOW」の間奏部分で、
やけにかっこいいギターが入ってきたな、と思ったらゲストの方で。
ムーンライダーズから、白井良明さんだった。
初めて見たけど、ギターの音、かっこいいなあと。
その後、鈴木博文さんと鈴木慶一さんも出てきて。
博文さんはなんか寡黙な感じで。
慶一さんは、ひし形が縦に2個くっついたみたいな妙なお面と、黄色のトレーナーっぽいのを着て、
阿波踊りみたいな妙な動きをしながら入ってきたんだけど。
でもなんか、すごいなあ、と思った。
なんか、いい意味でクレイジーというか。ただ者じゃないというか。
こういうお手本というか、かっこいい大人がいるから、
カーネーションはまだまだ上を目指せるんだろうな、と思った。
先輩達の前でちょっと緊張しているように見えるメンバー3人。
けれども演奏はきっちりと。そういうとこ大人だよなあ。カッコいい。

そしてカーネーションの曲じゃない曲を3曲くらいやった。
これはムーンライダーズの曲なのかな。
「川の向こうに焼け付く日が沈む…」みたいな。
違ったかな。でも、いい曲だなあ、と思ったので。聴いてみたいなあ、と思った。
ムーンライダーズは聴いたことがないので。
(その後、家に帰ってからネットでムーンライダーズのことを調べていたら、
 インタビューで直枝さんが
 「あの人たちがいてくれるから、おれたちがいる。それだけなんですよ」
 みたいな事を言っていて。
 ああ、やっぱそうなんだなあ、と思う)

そんな感じで、
最初の、3人で新旧取り混ぜてやるのが第1部。
ムーンライダーズの3人とか、いろいろなゲストとのセッションが2部で。
3部が新しいアルバム「SUPER ZOO!」からという構成だったみたいで。
(でも記憶力悪いから、いろんなとこ間違ってたらごめんなさい)

今回は直枝さんの声が絶好調で。
こないだテレビで見た時に苦しそうだった「ANGEL」の
高音の部分とかがすごく出ていた。
おおっ!!って言ってしまった。
これは最高だ!と思うと次々もっといいのが聴けて。
「十字路」とか。時々耳がやられそうになるくらい声が突き抜けていた。
直枝さんの声は叫んでも裏声でもいいなあ、魅力的だなあ、と思う。
あと「THE END OF SUMEER」で
意外と思ったより叫んでいなくて。むしろ冷めたようにうたっていたから。
ああ、これはやっぱりこういう曲なんだなあ、と思ったり。
「ラーララララ ララララ ラララーラー」ってとこで
腕を振り上げてみたかったのでやってみた。満足。

そしてアンコール。
宮川弾トリオというピアノと弦楽器のトリオの演奏に、直枝さんのうたっていうのが。
すごい鳥肌ものだった。
純粋にきれいだなあ、と。
あとは他のゲストと数曲やって、最後には出演者みんなでいつものように「夜の煙突」を。
賑やかに、弾けて。
出演者みんなで手を繋いで、1階席、2階席、3階席と、3回挨拶をした。
そして終演。

なんというか。見どころだらけの。
でも、ものすごいはしょってしまった。
最初の宣伝文句が
「3部構成!30曲!3時間!3人が送る一大スペクタクル」
ってやつだったから、
きっとそれくらいはやったんだよね。
(でも、もっとやってる気がするんだけど。はは)
それに、ゲストの人ももっといっぱいいたんだ。
スカパラの人とか。ヒックスビルの人とか。もっと。
だって、全部書くととんでもないことになる。
(まあ、記憶力の問題で無理だと思うけど。でも書きたいことはもっとあるんだよな)
9000円って高いと思ってたけど、すいません、そんなことなかった。
おみやげまでもらっちゃって。
しかも、プレミアムグッズの他に、
直枝さんの自費出版の詩集までもらった。
しかも、握手してもらった。

きっと、本当に感謝してたんだろうな。20年で、いろいろあったんだもんな。
きっと帰りに出てきてくれたのも、握手してくれたのも、ファンを見送りたかったんだろうな。
最後も他の人たちが舞台袖に引っ込んだ後、
直枝さんはひとり残って3回くらい「ありがとう」ってくり返していた。
トータルすると何回くらい言ってたんだろう。
きっとすごくたくさん言っていた。

なんというか。
やっぱり大好きだなあ、と思ったのでした。
アンケートには、
「直枝さんの歯並びが、特に犬歯が大好きです」
「大田さんの貫禄のあるおなかが大好きです」
「矢部さんのクールな中に漂う隠れたお茶目さが大好きです」
って書こうかと思ったけど、
とりあえず、直枝さんと握手できた喜びで、
スキップしそうな勢いだったので忘れてきた。
機会があったら送ろうか。うーん。

入場時にもらったCD、昔からのライブの音源をセレクトしたもので。
プレミアムグッズと聞いて、ライブCDだったらいいな〜、と思っていたら、
本当にそうだったので嬉しかった。

個人的に思うに、きっと、今回の九段会館は、
結構、賭けだったのではないかと。
だから、来てくれた人達にあんなに感謝してくれたんではないかと。
なんかそんなことを思ったりして。

でも、なんというか。
カーネーションの20周年のお祝いだから行きたかった、という気は確かにあった。

その後、公式サイトのBBSを見たら、ファンからの感謝の言葉がいっぱい書いてあって。
その中に「あんなに愛に溢れたライブはそんじょそこらにはない」
みたいなことがあって。
私もそう思っていた。

終演後、帰りの深夜バスの中では眠れなくて。
これは昼間寝すぎたせいなのか、コーヒーを飲んでバスに乗り込んだせいなのか。
いやいや、さっきの時間に興奮しているだけなのか。
ぼんやりと。
直枝さんにいただいた詩集を眺めたり。
生と死のことを考えたり。
そしてあの会場にあったのは愛だな、と思った。


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