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久しぶりに雪が降る寒い中、宮本さんに似た人を見た。 その人は寒風吹きすさぶバス停にふとあらわれ、 じっくりと時刻表を見た後、バスを待っていた中年の女の人に何かを聞いていた。 ショートがのびきったような真っ黒の髪で、 黒いパーカージャケットに黒いズボン、 カーキのナイロンの手提げ袋に透明のビニール傘。 最初は女の人かと思ったけど、 気になって見てるうち、とっても細い男の人だと気付いた。 その人は自分の目的のバスが来ないとわかったからなのか、 寒さに耐えきれなくなったのか、行列から少し離れた所へ移動すると、 持っていた吸いかけのタバコを足でもみ消し、 寒そうなしかめっ面で近くのコンビニへ消えていった。
いや、別にそれだけなんだけど。 こっそりついていって顔を確認したいところだったけど、 母が具合が悪くて寝ていて、早く帰らなければいけなかったから、 バス待ちの行列から離れられなかった。 だからなんとなく今でも気になっている。 てーか、ついていって顔を覗き見れば違う人なんだろうな、とは思うけど。 でも、なんとなく、あまり普段見ないような感じの人だったから気になった。 こんな真冬に軽装というところからして地元の人っぽくないし。 (たいがいこの季節はコート、マフラー、手袋は必需品だろう)
あの人はどこのひとなんだろうなあ。 ちゃんと目的地に行けたのかなあ。 風邪引いてないといいなあ。 もし地元のひとでなくて青森に遊びに来たひとならば、 ここを少しでもすきになってくれるといいなあ。
なんとなーく、思ったこと。
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