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2003年02月02日(日) 金曜日のこと。

会社の飲み会の後に、
ファミレスで友達と
何ともない話をして過ごした。
それはなかなかない時間で、楽しかった。

気が付くと日は越していて、
友達と別れて
知らない時間にいつもの帰り道を歩く。
誰も跡を付けていない白い道。
夜中は静かだ。

寒いので足早になるが、それを越して走る車。
その塊の中には人がいるはずなんだけど
気にはならない。
ひとりでここにいるような気持ちだ。

白と黒と交差点のオレンジ。
ゆっくり流れてる時間の中で
何にも縛られてない感じが楽しい。
時間が止まっているような。

…昔はもっと知ってたよな、こういう時間を。
誰にも待たれていない
自由で少し寂しい時間を漂いながら、
ぼんやりと遠い記憶を大切に思い出すのだ。

この感覚は忘れたくはないけれど
でも今は時を止められないから。
溺れないようにしながら家に帰る。
それが寂しいことも知っているけれど、
今はここにいるしかないこともわかっているから。
流れるように流れていく。
いつかどこかに引っかかることを望みながら。

玄関の明かりで戻されるまで
少し漂っていた。


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