言の葉
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一歩外に足を踏み出すと そこは日本も亜細亜であると実感させられる 熱風うずまく世界
ボクは 「ここまで暑くなったら もうどうにでも好きなようにしてくれ」 っていう気持ちで 強い日差しの下 体にまとわりつくような大気の内を あたかも泳ぐように歩いた
暑いって口にした瞬間に なにかに囚われてしまいそうな気配 あえてそれに対抗するつもりで 胸をはり背筋をピンと伸ばし 額を流れ落ちる汗さえも わが力の源泉と感じつつ
太陽の光線にクラクラしそうな気だるい午後 冷房の排気でひときわ周囲が暑苦しい ビルの谷間を歩いている時
フト顔をあげると ビルとビルの間にスッと伸び 空にとけ込む蒼の隙澗
その道を駆け抜けていく何者かが
ボクとキミの魂を永遠にうばったのに 気づいていなかった
そんな愚か者の痴れ言を 聞いてくれるかい?
おやすみなさい。。
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