★☆★ぶろたんのゲイ日記★☆★

Mental medical treatment by ★ぶろたん★


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2002年10月14日(月)   忘れていたもの・・・


久しぶりに、休みに人に会った。



彼とは、2年ぶりに会った。



17歳の高校生だった彼。



制服を着て、まだ狭い世界しか知らなかった彼。



そんな彼が・・・。



2年経ち。



変わった。













髪は金に近い茶髪。



ちょっと柄が悪く見えるお洒落なグラサン。



首に巻かれたマフラー。



ああ、確かに彼はオシャレだ。



でも。





やたらと鏡を見て、髪を直す。



何度も何度も携帯を見る。









わからない。









彼はしょっちゅう2丁目のバーで飲むと言う。



飲んで飲んで。



夜中にタクシーで帰ったりすると言う。



飲み過ぎで肝臓が悪いという。









わからない・・・。









友達がいっぱい出来たと言う。



有名になりつつあって、まずいと言う。



アイドルの振り付けを当たり前のように自然にやる。



出来て当然でしょ?



彼の表情が、そう語っていた。









わからない・・・・・・。









わからない・・・・・・・・・









わからないよ・・・・・・・・・・・・。

















色々話すうちに。



俺は、戸惑いを感じていた。









彼って、こんな人だったっけ?





話すのが辛い。

彼の話に付いていけない。





なんで?



なんで辛いの?



なんで怖いの?










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俺は。

オシャレしたいとあまり思わなくなった。



前は、ムキになっていたような感じだった。

ファッション雑誌買って。

服やアクセや時計いっぱい買った。



でも、

今は最低限でイイやって。





なんでだと思う?





なんでだと思う?








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もう、ここ何年か。



俺は、休みにほとんど人と会わない。



いつも独り。









そう。









俺は思い出していた。









俺は、久しぶりに男と寝た。


久しぶりの快感。

久しぶりの温もり。



こんな感じは、久しぶりだった。









彼がオシャレなことは解っていた。

だから、自分もちょっとだけ着る服を考えた。



オシャレ店に入って、食事をして。

オシャレな服を見たり、

スタバに入って、くつろいだり。





のんびりと。





そう。



こんな感じは、久しぶりだった。









いつ以来?





いつ以来?





いつ以来?














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元彼と渋谷に買い物に行った。

清里にドライブに行った。

映画も観た。

カラオケにも行った。



毎日のように、会って、食事して、話をして。



そして、抱き、抱かれた。





彼と会えるのが楽しくて楽しくて。



だから、仕事も頑張れた。





それが。



彼を失って。

















全てが崩壊した。

















俺って、本当に友達がいない。



職場の奴とは、休みにまで会いたいとは思わない。



バーには、人見知りが激しいから

行きたくない。


集団のなかで、孤立するのが怖い。



そして、甲府にいたときは、

地域独特の嫌な面を見せつけられて。



俺は、出逢いを避けていた。





こっちに来てからも、

仕事が忙しくて、何もする気が起きなかった。





そして、そんな今。





俺は、独りでいることに馴れてしまった。









家にいるんだから。

たいした所行かないんだから。

休みも仕事だから。



オシャレする必要もない。



「その服似合うね」



もう、そう言ってくれる人はいない。







カラオケなんて、

職場での二次会でしか歌わない。

苦痛なだけの時間。



そんなカラオケなんて、もううんざり。







美味いもん食べたいと思う。

でも。

1人で食っても美味しくない。


1人で作っても。

食べてくれる人はいない。

「美味いっ!」


もう、そう言ってくれる人はいない。

















そして。









恋をしたいとは思っていた。









でも。









同時に恐れていた。



どうせ仕事で会えないから。

相手を傷付けるだけだから。

俺に魅力はないから。



すべて、言い訳だった。









恐れていたのだ。









もう、俺は、懲り懲りだった。







想い出なんて、辛いだけだ。







だったら・・・。







1人でいる方がイイ。







傷付けなくていい。



傷付けられなくてすむ。





もう。





あんな想いは懲り懲りなのだから・・・・・・。





そう、もう二度と・・・。













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