★☆★ぶろたんのゲイ日記★☆★

Mental medical treatment by ★ぶろたん★


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2002年09月16日(月)   男が身体を売る理由★その弐★


俺は、家を追い出された。



ありったけの荷物をバッグに詰め込んで。



なんで、なんで俺が家を出るのだろう?



なんでなんでなんでなんでなんで?



それだけを思いながら。



家を出た。



初めは友達の家に泊めてもらった。



家族のいる家にも泊めてもらった。

訳も聞かず、

洗濯までしてくれる親もいた。



嬉しかった。



でも。



俺には。



それが逆に辛かった。



だから、俺は。



そんな優しさに耐えられなくて。

泊まるのを止めた。



公園で寝泊まりをする生活が続いた。



普通に専門学校行って。

普通の奴と同じ様な振りして。



公園で寝ていたのだ。





そして、金を得るために。



身体を売った。



ゲイの場合、

身体を売ってお金を得る店がある。



普通のバーの様でいて。

客は、酒を飲みながら。

目の前に立っているバイトの子達を

こっそり盗み見る。



目的は一つ。



誰かとセックスをするのだ。



金で買い、好みの少年達とセックスをする。



そう、俺は。



物と同じ。



今の俺なら、おそらくかなり稼げるだろう。



でもその頃の俺は。



ファッションにも興味が無く。

体を鍛えるわけでもなく。

ゲーム好きのオタクだった。



性格も大人しくて。



なかなか自分から客の顔を見られなかった。



自分を売り込まなければ、

稼げないのに。



生きていけないのに。



できなかった。



そして、そんな俺に。



客は付かなかった。



しかし、俺は、それでも良かった。



客が付かないともらえる、3千円。



それで充分だった。



いつも奧でグラスを洗い、

俺は前に出ていかなかった。



チップをこっそりもらう奴を見て。

だけど、みんなしっかり見て見ぬ振りをしていた。

俺は。

羨ましいとは思わなかった。



指名された奴が帰ってきて。

そいつからは石鹸の香りがした。



嗚呼。



やつは、あのオヤジとセックスしてきたんだ。



それを思うと。



怖くなった。







そして、俺を初めて『買った』人は。



店のマスターだった。



ある日の事。

俺は、店に残るように言われた。



みんな帰り、

俺とマスターだけが店に残った。



おしぼりを渡され、

体を拭いてくるように言われた。



俺は、すぐに察した。



いつも、バイトの1人だけ、

店には誰かが残った。



そう、彼等は。



マスターとヤッてたのだ。



トイレから出ると、

『裸になりなさい』と言われた。



『おすぎ』の様な、典型的な『オカマ』のマスター。

なんの感情もない、

事務的な言葉。



店で裸になるということに

違和感を覚えつつも、

俺は全裸になった。



マスターの手が、俺の身体へと向かう・・・。






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