矛盾スルニモ程ガアル
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2006年05月31日(水) 結婚前に確認したことと結婚しての変化。

そういえば、一気にではありませんが、会話の端々でこんなことを言っていたなあと思い出しました。

主に価値観とかそういうものについて、ですが。

共働き!(ただし彼の方は、共働きがいいけれども専業主婦でもいいよ、という感じでした)とか、家事分担! とか、子供は二人! とか、同居はナシ! とか、ギャンブルしない! とか煙草は吸わない! とか、もちろん浮気はありえない!(悲) とか、その他もろもろ…。



その時は特に「この人と結婚!」を意識して話していた訳ではなくて、「結婚するならこれが大事〜」みたいな感じだったんですが、こういう価値観が合っていたのも、やっぱり結婚するのを決めた理由の一つになっていたんだろうなあ、と思います。



しかし、私が確認し忘れていたことが一つ。


結婚後の、自由度について。


これは私が悪いのですが、私、実は今の今まで、結婚しても自由にしたいことを出来ると思っていたふしがありました。



だって、友達にも会いたいし、遊びたいし、うん。


私が地元に残れないのは貴方の仕事の都合なんだから、たまに実家に帰って友達と遊ぶくらい、いいでしょ? とか、そんなことを傲慢にも思っておりました。



しかーーーし。今年の春の喧嘩でもありますように、好き放題実家に帰ろうとする私に彼がダメ出し。

いわく、「結婚したんだから独身とは違うでしょ」と。



…私、今になってそれを、実感しております…。



というか、周り(親)が実感させてくれるというか…。



私自身は正直、実感してない、したくないぐらいの勢いなんですよね。


しかし今回の帰省についても、父親が「お前、早く帰らなくていいのか。お前だけ残っているのは旦那も了解済みなのか。こんなに長居をして、お前すぐ離婚されるぞ」と心配しておりまして。


というか、私が9月に、ずっと好きでライブに行きたかったアーティストのチケットが取れて、嬉しくてそれを実家で行くと言ったら、





とんでもなく怒られました




お前はまた遊ぶ気か、と。島に残って仕事をしている旦那が可哀想じゃないかと。
ライブはやめろ、家にいろと言われました。



で、泣いて応戦する私。



「旦那が可哀想っていうけど、私だってあの島にいたら息が詰まる。ずっと行きたかったコンサートなのに、行けないなんて嫌だ。旦那はいいって言ってる」



そういうと、父親も多少不憫に思うのか、しかしそれでも声を荒げて、


「遊びたいというお前の気持ちも分かる。しかしお前、旦那のことも考えろ。本当に離婚されるぞ」


と怒ります。




結局、今回は行きたいからともう一度ちゃんとお願いしろと。今後はこんな風に遊び歩かないようにしろということで話は落ち着きました。


正直、遊びたい気持ちはあるのですが、旦那が可哀想だろと言われると、本当にそうですと言うしかないんですよね…。


知らない島で、慣れない環境で、毎日仕事に行って稼いできてくれているのは旦那なので…。



しかし、それを考える時、「だから自分が働いていればこんな遠慮いらないのに」と思ってしまったり、「地元志向、共働きで相手に遠慮なく暮らすの希望の私が転勤族と結婚するなんて、やっぱり早まったことだったのかな…」とか思ってしまったり、更には「つーか、そもそもまだ遊びたい時に結婚すること自体が早まったことだったのか…」とか思ってしまいます。←気付くのが遅すぎます。




けど、よく考えてみたら共働きだからと言って家を留守にするというのがOKな訳ではないし、俺が稼いでるなんて一度も言われた事ないし(それは絶対条件だった私)、例え転勤族でも彼と結婚したかったし、結婚を今というタイミングでしないと、あのまま遠恋ではお互い疲弊したり、相手が心変わりしてたかもしれないし…。



自分の決断だから、ちゃんとその結果に責任取るしかないんですよね。



…という訳で、9月のコンサートを最後に、私、自由に遊ぶのは控えようと思います。←ってかそれが普通です。←そもそも結婚の時点でそれを覚悟していないのがおかしい。



私としては、地元にいれば家庭を留守にしない形で遊べるじゃんと思うのですが、それを含めて自分の選択なんですよね…(涙)


もちろん彼も、私の友達に会いたい気持ちとかを分かってくれていて、なるべくなら遊ばせてあげたい、けど自分も寂しいみたいな感じです。




本当に、本当に、彼のこの「恋愛体質」が誤算でした。



あっさり「いいよ、行っておいで」ぐらいの人だと思っていたら…。



今では、「職場にいても、ぼむに会いたいなあって一日に何度か考えるよ」というベタベタっぷり。






時計を見ながら、


っていうかもう帰ってくるし!(焦)」



という私と、何かがちょっと違います(遠い目)




その姿は、さっくり以前の私な訳ですが、何がどうしてこうなったのか…。



いや、嬉しいんですよ、嬉しいんですが、不可解



やっぱり、恋愛経験が相手は少ないから、今恋愛のそういう時期に入ってるんでしょうかねえ…。




まあとにかくそんな状況もあいまって、私は籠の中の鳥、ならぬ島のなかの鳥。



結婚する前はする前で「早く結婚しないと逃げられるんじゃないか」と心配していた我が親が、結婚したら心配しなくなると思いきや、結婚したらしたで今度は「離婚されるんじゃないか」と心配しているこの状況を鑑み、しばらくは大人しくしていようと思います。




親は、いくつになっても子供を心配するものなんですねえ。←いや、アンタが心配かけるようなことしてるだけです。


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