矛盾スルニモ程ガアル
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2005年11月01日(火) 退職のご挨拶。

10月末日をもって、私、約一年半勤めた会社を退職致しました。



私の会社は結構いろんな部署があって、一年半いて少しは自分が覚えた方もいて、ぐるぐる挨拶回りに行ってきて、祝福されたり惜しまれたり(?)しながら、別な部署の方からお花まで頂きながら(涙)、何とか無事に挨拶を終えました。



それなりに自分では頑張ってきたような気もする一年半、何だか色んな事があって、でも全部、私の人生には必要だったとしみじみ思います。


思い起こせば、入った当初はぼけーっとして、きっと使えない奴だったろうなあと。

10月から、それまで二人でやってた仕事が一人状態になって、忙しくなって。

1月くらいから、自分が動けるようになったな、というのをなんとなく感じてきて、人から誉められることも増えてきて。(忙しいと手が早くなるし、効率良い方法を考えるし、その頃には大分覚えて慣れてきたので。でも世間一般から見たら全然ダメなレベルかと)

翌年4月には、なし崩し的に仕事が変わり。引き継ぎ3日で放り出されて、流れも何も分からないまま、使えない上司と仕事で。

6月にはその上司への怒りがピークへ。悩んで葛藤してじたばたして、7月頃から「上司だし年上だし自分より仕事が出来て当然」という固定観念を捨て、なるべく仕事を線引きすること、ぎりぎりまで上司を放っておいて、それでも仕事をしていないようなら促し、最後には自分が被る覚悟を持つことで吹っ切って。その頃には仕事の流れもつかめるようになり。


そして7月末のセクハラで退職を決意、8月末に会社に報告、10月で退職したんですよねえ…。





今回挨拶に行って本当に嬉しかったのは、私の後任の方(50歳前の女の主任さん)に、

「ぼむさん、本当に大変だったでしょう。あの人(例の上司)本当にあてにならないわ。彼には頼れない」

と、大変だったでしょうと沢山言われ、

「やっぱぼむさん頭いーわ。ここまでにしてくれてて本当に良かった。一からだったら大変だったわ」

と誉めていただいたことです。



※頭いーわってのは、私が引き継ぎ時に「○○さん(上司)にはあまり頼らずに、割と本店に確認した方がいい」と言ってた台詞によるものかと。実感されたんでしょうねえ…。



その方は仕事も出来て割ときっぷの良い、すごくさばさばしてて物をハッキリと言う方で、お世辞とか言わないタイプなだけに、本当に嬉しかったです。


とにかくマニュアルも手順も何も無くて、データ入力一つとっても何を入力するのか分からない状態から、データを入力するものをピックアップして、リストにして整理して、そういう本当なら出来てる筈のとこから、流れの部分から作っていったんですよ。


仕事的にはそんなに大変なものは無いし、そんな凄いことでは全然無いし、少しずつ私が改善をはかった所で誰もそんなの分からないと思うしあれですが、実際仕事をする人には分かってもらえて、それを認めて貰えたというのが最後の最後で本当に、本当に嬉しかったんです。




そしてしみじみ私、事務が好きだなあと思います。

といっても今の会社のぬるい事務しか知らなくて、他の所はもっと厳しくて全然私の力じゃ使えないかも知れないんですが、こう、改善の余地のある所を改善していって効率がよくなったり、もたついていた書類の提出が、無意識にでも印鑑押してぱぱっと出せるようになったり、そういう自分のレベルアップ(小さなことですが)が好きです。


仕事が早くなったら、その分周囲からも認められるというか、やっぱり空気が変わるのが分かりますし。



やっぱり事務がしたいなあ…。でも新居は田舎だから、働く所なんてないなあ…。




けど、一年半の会社勤めは本当にいい経験になりました。







雇って頂いたこと、本当に感謝しています。





そして現在プーな私。言うなれば花嫁修業中でしょうか。っていうか修業してないしなあ…。←しろよ。


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ぼむ [MAIL]