━━ きょうの小雪は、何してる? ━━
おてんばお嬢様、小雪の一日は、こんなだったよ!
 


2008年05月18日(日) お別れです・・・。





先週の日曜日、5月11日の明け方うっすら明るくなり始めた頃に、
小雪は、旅立っていきました。
これは、肌寒かった先週撮った、最後の写真です。
今月に入ってから、とにかく甘えん坊さんでした。
少しでもくっつこうとするし、よろよろしながらも膝に乗ろうとするし。
先月の下旬からは、ずっと私の横で眠る日が続いていました。

10日土曜日は、朝からしとしと雨の降る薄暗い日でしたが、
殆ど小雪を抱っこして、過ごしていました。
夕方になり、弱ってきていることが分かり、抱いたまま夜中近くなりました。
ひでさんが帰ってきて、布団を敷いてもらい、小雪を真ん中に川の字でずっと。
最後の夜は、とても苦しんでいたことが、今でも頭に焼き付いていて離れません。
精一杯のことをしたつもりですが、まだ何かできたはずなのでは・・・と思うと、
ごめんなさいの気持ちで、あふれる涙が止まらない日々でした。

ただ泣くことしか出来ない私に、ひでさんは言いました。
誰も居ないときじゃ無くて、二人で看取ってあげられたのだから、
こゆもきっと分かってくれると。


今日は、霊園の初七日の法要に行ってきました。
  小雪が眠るのは、
   山の中の林を過ぎた所なので、
   鶯のさえずりが身近に聞こえたり、
   木々の葉の触れ合う音がしたり、
   落ち着ける場所です。

   空気もきれいだし、
   見上げれば、木漏れ日もあり、
   山から沢山のお友達も来てくれそうな、
   そんなところなのです。

   我が家の窓から西の空には、
   ちょうど、その霊園がある方角の山が見えます。
   朝は、レースのカーテンを開けて「おはよう」、
暗くなって、厚いカーテンを引くときには「おやすみ」です。


まだ、いろんなことに慣れません。
出かけるときは、「こゆ〜、お留守番頼んだよー」
帰ってきたら、「こゆ〜ただいまー!いい子でお留守番できたね」と、
この9年3ヶ月、殆ど毎日繰り返されてきたことなので、
急にそれが無い現実が、どうしても受け入れられずにいました。

一生懸命、普通にしているつもりでも、急に涙が出てきたり、
居ないはずなのに、少しでも物音がすると、台所でも振り向いてしまったり、
今でも、家の中のどこかに隠れているような、そんな気持ちです。

一週間が経ち、初七日も終えました。
私も、どこかで自分の気持ちに区切りをつけなければと思い、
日常生活を、いつもの日常に戻すのに必死です。
後は、時間が助けてくれると思います。

今は、観葉植物でも何でも、色んなものを床置きしてもいいのに、
「あ・・・こゆが齧るから・・」と、思ってしまったりもしますが、
それも、少しずつ慣れてくる日が訪れるのでしょうね。

今まで、この日記を楽しみにしていただいた方々に、
「ありがとう」の気持ちで、いっぱいです。
ここを更新することは、もう無いかもしれませんが、
私にとっての、そして、どなたかにとっての楽しい想い出として、
このまま残すことにします。

小雪を可愛がっていただいて、本当にありがとうございました。


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