自分の言葉を失ったとき未来へ進む力を失った。舌足らずでも、上手く伝えられなくても、なくては生きてゆけないほどに絶対的な力が言葉にはあった。押さえ込み、諦めることは簡単でどれだけ安易な方法を今まで選んできたことだろう。言葉を削り、思いを削り、自分を削り、たどり着く場所はのぞむ場所とイコールだろうか。私は放棄する。場の空気で言葉を変えることを。私は放棄する。人の反応で思いをねじ枉げることを。私は放棄する。社会の評価で自分を封じ込めることを。