シオの日記

2008年11月27日(木)

え〜、実はこっそり仕事やめちゃおうかな〜と思いつめていた10月。
疲れてしまった。
いろんな人にやめるやめない、異動するしないを悩んでいると
いろんな人のいろんな意見を聞きつつ、
今後の予定や希望が全く見えなくなってしまって、
ただ、だらだら予定調和に生きていくのは
楽だけど、何か物足りないというか、
自分自身が、もっと貪欲にいろんなものを吸収したいし、
能力を高めたいとか、認められたいとか、
それは当たり前に、誰しもにある感覚なんだと思っていた。

しかし、一概にそうは言えない景色があって、
その違和感を抱えて、自分だけ一生懸命で空回っている
空虚さを抱え始めたら最後。
たくさんの負の感情が芽生えたりして。
負の感情を増大させるのはなんとも簡単な事で。
ぐいぐい大きくなる。
転がり落ちていく気分。
谷底に落ちたモチベーション。
それを救い上げてくれるものが何もない。

漠然と、「続けたほうがいい」というのは
次の職場が見つからないことを想定してのことか?
「やめたらいいじゃん?」というのは
他人事の短絡的な意見か?
次の職場に慣れることの難しさを苦に思わない人の意見か?
もらったアドバイスさえ、重い雲を被ったように
暗い視界の私には素直に届かない。

確かに、現状に満足していないし、
それを変えるだけの力もなければ、
アイディアもたいしてないのだ。

それを打破するために、日々の不満を大切に、
どうしたら解決できるか、という点を必死に探して、
さらに迷路に迷い込んでしまう毎日に、
疲れて、目をつぶって、受け入れて、
諦めて、毎日をなんとなく終わらせるように
目の前の問題に必死に取り組んでいくのが
最善の策なのだろうか?

そして、結論を出さなければならない日。
あっさりと、必要な人材としての続投を命ぜられた。
それは、自分の希望とは別の場所で働く力。
慢性的な人手不足。

継続は力なり。

これは、確かな言葉であり、
個人的には好きな言葉であるが、
その反面、惰性と変化を恐れる弱さも感じる。

だからこそ、力のある限り、少しの経験を見せて、
あとは1から出直す。
まだ大分先のこととはなったが。

やっぱり仕事は嫌いじゃない。
好きでもないし、毎日責任感の重さと
緊張感から逃げ出したいし、イヤイヤ仕事に向かう日々も
確かに存在する。
彼と、休みが合わなくて、
あわせた休みに出かけると、体が休まらなくて
ぐったりする日々も存在するけれど、
充実している、というように解釈して、
体を壊さない程度に、ほどほどに力を抜いて。

なんでも、力が入りすぎてしまうから。

何事も期限や目標を作っておかなければ
だらだらしてしまう。
新たに設けられた期限に、少し気合が入り直った。
落ちたモチベーションも少し地上へ這い上がらなければ、と
はいつくばっていたヤツが立ち上がったような感覚。

残念ながら、頑張ろう!という前向きなところまでは行っていない。
ただ、俯いて何も見えない目の前の壁を眺めているのを
やめただけ。
不思議なことに、それだけで光があるような気がする。
明るいわけでも、先が見えるわけでもないけれど。

ただ一つ、明確になったのは
このまま今の職場を続けること。
そして、来年中に、異動すること。
その変化を糧に、また進み始める。



一つ、全く別のところで、意外な収穫があった。
実に個人的なのろけ話なのだが。

旦那さんに、異動の希望を伝えた。
現在の職場には超後期高齢者(最高齢は明治生まれ!)を
相手にしている。
それが好きだし、不満はない。
もし、異動となったら、もう少し若い人たちを相手にする。
すると、旦那さんが、『え〜』と言い出した。
今までの対象へ手を差し伸べていることを
彼は『冥土の土産だからいい』と思っていたらしい。
変なところで、独占欲をあらわにした彼の愛情が
実に愉快であった。


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