| 2002年01月25日(金) |
栗田昌裕「3D写真で目がどんどん良くなる本」(三笠書房王様文庫2001.12.20)を衝動買いする。 |
栗田昌裕「3D写真で目がどんどん良くなる本」(三笠書房王様文庫2001.12.20)を衝動買いする。買おうと思っていた本がなくがっかりしていたところに見つけた本。最近、右目の飛蚊症がひどい上に目の疲れが気になっていたのでこの手の本に敏感になっている。こんな実用的な本に700円もだすくらいならと思わないわけでもなかったが、「一日5分、たった2週間で効果がみるみるあらわれる!」につい引き込まれてしまう。「パラレル法」はできるても「クロス法」ができない。たとえできるようになっても「飛蚊症」には関係なさそうなのが残念である。 「編集者の学校」を148ページまで読んだ。 集英社の「青春と読書」通巻300号突破記念ノンフィクション増刊号を拾い読み。76人に及ぶ「各界の本読みの名人たちが選んだノンフィクションのベスト3とその理由」特集が面白い。なにしろ76人もの著名人の選んだというのがすごい。これも一種の広範な読書リストで暫くの間楽しむことができる。ありがちな企画にしてもこれだけのメンバーが揃うと力がある。 遅ればせながら、いぬいとみこさんの冥福を祈る。
| 2002年01月24日(木) |
「編集者の学校」(講談社Web現代・編)を毎日少しずつ読んでいる。石田衣良「赤と黒」(徳間書店)を少し。 |
「編集者の学校」(講談社Web現代・編)を毎日少しずつ読んでいる。錚々たる出演者の共演で著名な作家・ライターであるにもかかわらず、こらがまったく読んだことのない方が多く、これからの読書案内にもなりそうだ。あらすじをまとめるのがうまい安原氏が例によって現代日本そのものの粗筋を辛口調で檄白。日本の政治や出版界のダメさ加減が見事に浮き彫りになっていた。 一人一人のページ数が多くないので、目先がすぐに変わる面白さがある。 石田衣良「赤と黒(池袋ウエストゲートパーク外伝)」(徳間書店)を少し読んだ。池袋のカジノの売上金の強奪場面から物語は開幕する。 5,6ページ読んでおしまいにする予定だった。気がつくと42ページまで来ていた。この辺から主人公が一念発起して裏切りの真相を解明するために能動的に頑張っていくという積極性が物語を引っ張っていくような感じでさらに面白くなる。
| 2002年01月23日(水) |
恩田陸「ドミノ」(角川書店)はドタバタコメディの傑作。 |
恩田陸「ドミノ」(角川書店2001.7.25)はドタバタコメディの傑作。疾走感あふれる痛快な読みもである。角川書店はすぐに映画化ならびに文庫化を急ぐべきである。恩田陸の別の魅力を世に知らしめるべし。理屈抜きに楽しめる娯楽大作。 「郵便は世界を結ぶ」である。 ところで「三月は深き紅の淵を」(講談社文庫)は依然として第2章まで読んで読書中断中。
最近、気になるコミックは、高橋しん「最終兵器彼女」(小学館)。7巻で完結した模様。テレビドラマはフジテレビの「ロング・ラブレター 漂流教室」とTBSの「木更津キャッツ・アイ」。両方とも文字通り浮世離れした怪作といってよい。
| 2002年01月22日(火) |
樋口裕一「ホンモノの文章力ー自分を売り込む技術」(集英社新書2000.10.22)をやっと読了。山田風太郎「開化の忍者」を読んだ。 |
樋口裕一「ホンモノの文章力ー自分を売り込む技術」(集英社新書2000.10.22)をやっと読了。題名の通り文章を書く力をつけるための本である。小論文の神様と呼ばれる筆者が懇切丁寧に文章の書き方を教える。小論文やレポートだけでなく自己推薦書や志望理由書の書き方、果てはエッセイやEメールの書き方まで具体的かつ実践的な指導書である。筆者の言う「型」を使うと知性も論理的に磨かれ良い文章が書けそうな気がしてくる。
山田風太郎「開化の忍者」を読んだ。文藝別冊「追悼特集 山田風太郎(キ想の歴史ロマン作家)」(河出書房新社2001.10.30)所収の単行本未収録の短編である。明治4年横浜に外国人に門番として仕える三人の伊賀者が主人公の奇妙な話である。大筋は憧れの女性の貞操を忍術を尽くして守るという話で、読み終わってみれば茫然自失するしかないブラックなコメディであった。
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